Mic ナガボノワレモコウ
2021.02.16 02:41
(2020/10/1 青森市)
(2020/8/23 青森市田代平湿原)
長穂の吾亦紅(ながほのわれもこう)
バラ科ワレモコウ属/多年草
長い穂の"吾亦紅(われもこう)"の意。
”吾亦紅(われもこう)”はナガボノ~よりも短い深紅の穂状の花を咲かす草本で、その意味は「私も紅い花だよ」と花自身が言っているということらしい。
で、これは『長穂の吾亦紅(ながぼのわれもこう)』。
私はワレモコウにお目にかかったことはないが、ガーデニングや日本庭園やお茶用の花か何かで栽培されているものなら見たかも知れない。「吾木香」とも書く。源氏物語にも登場する秋を代表する香花だそうだが、その話はワレモコウを見つけた時にでも。
花が白いものを”ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅)”、花が赤いものを”ナガボノアカワレモコウ(長穂の赤吾亦紅)”とすることもあるが、花の白いのと赤いのとでは生物学的には殆ど一緒。
私の暮らす地域にはナガボノシロワレモコウが多いようだ。
夏の終わりから秋にかけ、高原の湿原や山里の湿地に、白い小花がワシャワシャと群がった穂をつけている様を見かける。穂全体が小花で覆われているもの、先端部だけに小花がついているもの等があり、なんかマイクロフォンのようにも見える。
花言葉:甘えん坊