ZIPANG TOKIO 2020「郷愁の情景が今なお息づく悠久のふるさと!長野県最北の地 ” かまくらの里 "」
長野県のもっとも北に位置する飯山市は、唱歌「ふるさと」「朧月夜」などにも歌い継がれてきたような、郷愁の情景が今なお息づく悠久のふるさとです。豊かな自然風土のなかで独特の文化や歴史、伝統と人情が育まれ、趣深い寺の町並みや奥深く続く森や高原、四季の彩りをたたえる農作物など、土地土地にさまざまな魅力あふれています。
平成27年3月に北陸新幹線・長野~金沢間が開通し、「飯山駅」が誕生しました。全国各地からのアクセスがぐっと便利になりました。
信濃平の銀世界に広がる「かまくらの里」
原生のブナが多く残り、希少なヒメギフチョウとギフチョウの混棲地として山全体が国の天然記念物に指定されている黒岩山。島崎藤村の『千曲川のスケッチ』にも自然豊かな山として描かれているほか、戦国時代には、その眺望の良さから上杉謙信方が戦いの合図であるのろしを上げたとされています。
その黒岩山の麓に広がる信濃平地区は、広大な水田が広がる飯山屈指の米どころ。冬場は豊富な積雪が水田を覆い尽くし、白銀の世界を創り上げます。その雪を使い、地元の人々によって作られるのが、大小数十基もの「かまくら」。1月下旬から約1カ月もの間、「かまくらの里」として所狭しとかまくらが並び、中央には本格的な鳥居を構えた「かまくら神社」も見られる非日常の光景は、いまや飯山の冬の風物詩として多くの観光客に親しまれています。
かまくらのなかには8人もの人が入れる大きなものもあり、「レストランかまくら村」として食事を楽しむことも。また、週末の夜はライトアップもされ、幻想的な光景を見せてくれます。
せっかく「かまくらの里」を訪れたのなら、眺めるだけではなく信濃平の水田に厚く降り積もった豪雪もとことん満喫したい!
大きな雪だるまを作ったり、誰も歩いていない真っ白な雪原を歩き、雪のなかに身体を埋めることができるのは、豪雪地帯ならではの楽しみ方。
田んぼの段差を使ったソリ遊びはスリル満点ですが、ふかふかの雪が積もっているので、転んでも痛くありません。ソリは100円でレンタルもできます。(もちろん持参もOK)そうそう、かまくら神社でのお参りも忘れずに。
かまくら神社
一面銀世界のかまくらの里の奥に、「かまくら神社」の真っ赤な鳥居が立っています。
かまくら内部には御神体や注連縄、賽銭箱も設けられ、本格的な社(やしろ)の様相を呈しています。
かまくらの中で名物「のろし鍋」をどうぞ「のんびり田舎のかまくら物語」の旅
唱歌「ふるさと」や「朧月夜」が詠われ、懐かしい里山の風情が残る飯山市。四季折々の自然や温泉など、多くの旅人を優しく迎えてくれます。
冬は、北信濃の雪国ならではの伝統や文化が受け継がれています。そのひとつが、雪で作る「かまくら」です。
このプランはその「かまくら」の中で名物「のろし鍋」を囲み、夕食を楽しむ体験プランです。夕食の後は、農家民宿で一泊。
翌朝は、地元産のコシヒカリの朝食、そしてお宿から特産品のお土産もあります。雪国ならではののんびりとしたひとときを楽しむことができます。
思い出に残る雪のかまくら体験をお楽しみください。
かまくらで食べる「のろし鍋」はヘルシーで外国の方たちには、心まで温まると大変好評です。皆さんも是非「かまくら」の中で、故郷の味を召し上がって見て下さい。
名物「のろし鍋」堪能
「のろし鍋」とは、白菜等の地元産野菜をふんだんに入れた信州味噌仕立てのお鍋です。
いいやまブランド豚「みゆきポーク」や、地元で生産が盛んなきのこ類(ホンシメジ、エノキ、エリンギなど)といった飯山ならではの食材を使用しています。
「のろし鍋」という名前の由来は戦国時代に黒岩山にあった上杉謙信方の「のろし台」にはじまると言われています。
毎年恒例! かまくら祭り開催
毎年2月の第2土曜・日曜には、かまくらの里で「かまくら祭り」が開催されます。
音楽ライブや雪を使ったゲーム、餅つき大会、雪上車・スノーモービル乗車体験、かまくら作り実演、スノーシュー体験などのイベントが満載。夜には花火大会も行われ、かまくらの里の夜空を尺玉やスターマイン、ナイアガラなどの花火が彩ります。
鎹八咫烏 記
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