災害に備えよ!(後編)
素敵なキャンドルパーティー、ではなく10年前の震災当時の夜の画像です。
10年前の東日本大震災で当社の仙台工場は壊滅してしまったのですが、当時そこで被災した私が今思う備え。
情報は専門サイトなどにも沢山ありますのでご参考程度に。
【あって助かったもの】
〇ラップ
お皿に被せれば食器を洗う水を使わずに済みます。
〇ポリタンク
給水車がきた時には容器が必要なので、ポリタンクとキャリーカートがあると良いです。
〇モバイルバッテリー
スマホ等の通信機器もすでにライフラインと言えます。開いているスーパーやお風呂屋さんなどのローカルな情報はSNSが強かったです。
震災直後はしばらく充電ができず難儀しましたので、太陽光などで充電できるものだと尚良いでしょう。
【今、私が備えていること】
〇日持ちのいい食べ物を備蓄しておく
我が家は震災当時お米のストックはそれほどありませんでしたが、箱買いしていたパスタがありました。
お米を備蓄するならローリングストックがおすすめです。
ご飯は余ったらおにぎりにして後で食べられるし、周りと分けやすいという利点もあります。
停電になると冷凍食品が溶けますので、クーラーボックスや保冷剤を活用しつつ、悪くなるものから先に食べてました。
〇キャンプ等でライフラインの無い生活を経験しておく
前回の記事で紹介したお鍋での炊飯練習にもなりますし、キャンプ道具は優秀な防災グッズです。
クーラーボックス、ランタン、テントや寝袋等も収納場所をちゃんと把握しておきましょう。
〇ポケットに鍵を入れておく
急に被災して避難する時、荷物が持ち出せるとは限りません。
家に入れないと困る(マンションの場合大抵窓からも入れない)ので、自宅の鍵は会社でも常にポケットに入れています。
手で開けにくい袋や缶詰もあるかも知れませんので、鍵には小さいマルチツールなどをキーホルダー代わりに付けておくと普段から便利です。
〇車に多めに給油しておく
燃費の面から言えば少しでも車重が軽い方が省エネですが、車はいざという時の逃げ場になります。
カーナビがあれば情報も取れるし、スマホの充電もできるし、暖房を付ければ暖を取ることもできます。
〇職場ではヘルメットをすぐ取れるようにしておく
大地震の後は建物の窓ガラスが割れます。道を歩くだけも建物からガラスが降ってくる危険があるのでヘルメットが必要です。
地震でまず潜りこむ机の下に置いておきます。
さらに私は職場で被災した場合に備え、歩いて帰れるようにスニーカー通勤です。
私の場合は自宅が一応入れる状況でしたので避難所には行きませんでしたし、電気とガスと水道の復旧までの時間はエリアによって異なります。季節によっても必要なものは結構変わります。
いつどこでどんな災害が起こるかは分からないので、全ての状況を想定した完璧な備えは無理です。
結果的に使わないものも出てきますが、何が起きても使える備えがあります。
それは、
〇家族などの大切な人と非常時の連絡方法や避難先を普段から話し合っておく
大事な人の安否が分かるまでは落ち着くのは無理です。
一刻も早く安否を確認できるように、非常時の連絡方法を決めておくこと。
これだけはマジでやった方がいいです。
ちょうどいい機会じゃないですか。