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一番楽しいこと

2021.02.17 06:27

皆さんにとって、一番楽しいことって何ですか?


修論発表を終えて長く続いた研究との戦いに終止符を打ち、気が抜けまくっているM2の伊藤です。

え、なに?修論発表は終わったけど、レー◯―棟発表が残ってるんだからまだ気を抜くなって?

.............うるさいっ!!!そんなの関係ねぇ!俺の最後のニート期間は誰にも邪魔させねぇ、邪魔する奴は全員オッパッピーにしてやるよ!!!

(最近、小島よしおに顔が似てるって言われることが多いんですよ、そんなに似てますかねぇ...)



さて、冗談は終わりにして、真面目に書きます。

僕にとって最後のブログを書く機会なので、少しでも誰かのためになればいいなって思っています。



最近、何をするにも「最後の学生の期間だから...」という言葉が頭に浮かんでしまいます。



最後の学生期間なのだから、

・好きなだけ夜更かしして好きなだけ寝坊しよう

・友達とたくさん遊んで、たくさん飲もう

・今しかできないバイトをしよう

・部活で思いっきり走ろう

などなど、やりたいことは山ほどあります。


でも、時間は有限だし僕は要領がいい人間ではなく、かなり無能な方の人間なので、全てやることは不可能です。なので、どうしても何かを捨てなければなりません。


やりたいことを捨てることは、「学生最後」の僕にとってはすごく辛いことです。が、取捨選択をしなければ何もできないので、「一番楽しいことをやろう」と決めました。



その瞬間から僕は、本当に自由気ままに生活しました。



Youtube見てダラダラしたり、友達と飲んで語ったり、来年度からの会社で使う勉強をめっちゃしたり、研究室に深夜までダラダラ残って友達と話したり、めっちゃ楽な日々でした。



そして気づいたら自分の生活から陸上が消えていました。



たまに走っても膝とか痛いし体重いしで楽しくない、走る気も部活にも行く気が起きませんでした。

そのことを自覚してからは、「自分は陸上が好きじゃなかったんだ」と思うようになりました。


陸上の練習をする、すなわち自分の体を追い込み身体的な能力の限界値を引き上げることは、常に苦痛が伴います。今まではその苦痛を快感と感じて立ち向かっていった自分ですが、引退が近づいて試合も無くなった時、その苦痛から逃げるようになっていました。


それでも、土曜練習だけは意地で参加しました。中途半端な形でフェードアウトするのは一番格好悪いと思ったし、ここで逃げたら一生逃げ続ける人生になってしまう気がしたからです。


土曜練に出るにあたり、僕は2ステップの憂鬱を乗り越えなければなりませんでした。

① 金曜日。寝坊してたくさん寝たいのに翌朝9時から練習、朝から激しく走る、その現実を受け止める憂鬱。

② 当日の朝。もっと寝たい、疲れてるし走りたくない、それらを押し殺して家を出なければならない憂鬱。


これだけ嫌々行ってるのに、グラウンドに到着してみんなと話すと不思議と笑顔になりました。そして、朝から爽やかに真剣に練習している部活のみんな、いつも変わらずに指導してくれる先生、多摩グラの管理人さん、全てが愛おしく思えました。


特に何をされたりしたわけでもないのに、何故か愛おしく感じるようになっていました。


ここ最近、いや、大学6年間色々なことをやってきたけど、やっぱり自分の居場所はここなんだと感じ、部活が一番楽しいと感じました。



朝早くから部活に行って走るのは憂鬱なのに、それが一番楽しいっておかしな話ですよね。でも、これが自分にとっては本質だったんです。


自分にとって一番楽しいことは、苦しみを乗り越えた先にしかないんですよ。


「簡単に手に入る楽しみ」では、何か物足りない。納得いくまで自分を追い込んで、その先にある「楽しい」でしか、自分は満たされないんだなと思います。



こんなマインドにさせたのは、紛れもなく大学での陸上部の6年間でした。



6年前の4月、6年間あれば何にでもなれると思って電通大の陸上部に入りました。

研究、勉強、バイトはあんまり頑張れなかったけど、それでも部活だけは真剣に向き合い続けました。


関東インカレに行ける、14分台で走れる、対抗戦で優勝できる、本気で思い続けていました。しかし、入部から6年たった今、自分は何にもなれませんでした。


それでも6年間を振り返った時に全く後悔がない理由は、6年間、自分にとって一番楽しいことをやり続けていたからだと思います。


練習したくない時もあったし部活が嫌な時もあった、でも自身の成長を感じられて嬉しい時もあった。それら全部を総合した「陸上部生活」、とても楽しかったです。


こんな貴重な経験ができて、本当に陸上部で頑張り続けてよかったと思います。



まだ競技を引退しない皆さんには、とことん結果にこだわって欲しいです。結果にこだわらなければ、その取り組みは真剣なものにならないと思います。


でも結果以上に、どれだけ限界まで自分を追い込んで頑張れているかにこだわって欲しいです。


結果の価値を決めるのは結局は自分なので、ある意味では自己満足に過ぎません。結果を絶対評価するなら、世界一位とか日本一位とか以外はどんな結果も大したことないじゃないですか。


だったら、どんな結果になっても満足できるくらい、頑張るのが一番だと思います。


やる気がない時にサボってしまってしまう事があっても、それを吹き飛ばすくらいにやれる時にやればいいんです。そうすれば、総合的には確実にプラスになります。だから、うまくいかなくても諦めないでください!


大学より先の人生に、部活ほど真剣に、高い自由度で取り組める物事ってもうないと思います。



自分にとって「本当に楽しいこと」が何なのかを、もう一度真剣に考えてみてください。それを全力でやってください。


機会があれば、みなさんの「一番楽しいこと」と、それに対する熱い想いを聞かせてください!


聞かせてくれた人にはラーメン奢ります!(ただし、武蔵家千歳烏山店に限る)


次は、田中くんお願いします!選んだ理由は可愛いからです!笑


↓幸せの権化