今日(2/17)はクラシックと朗読の時間でした
2021.02.17 06:12
今日は雪が舞い散る中、「クラシックと朗読の時間」に7名の方が来てくださいました。
とりあげたのは随筆で、
「宮本百合子:きのうときょう ―音楽が家庭にもたらすもの―」
「宮城道雄:レコード夜話」
の2作品。どちらも音楽に関する短いエッセイです。
宮本百合子の作品は音楽が先にありました。随筆を読むならバロックにのせてみたいと思い、まず選曲。音源は、演奏会で伴奏を弾いてくださっているピアニスト藤本淳子さんのCDを使わせていただきました。チェンバロとピアノで奏でるバッハは、乾いた空気感の中に遥か昔の懐かしい色合いが浮かんできます。
すてきな演奏が沢山収録されているCDです。ホームページで紹介されているので是非訪れてみてください。ウェブコンサートもありますよ。
宮城道雄の作品は、"レコード"に関する作品を探しているとき目に止まりました。
私はクラシックの出身なので邦楽のCDやレコードはほとんど持っていません。が、なぜか宮城道雄のCDが手元に一枚、、、そのことを思い出し、今回読んでみることにしました。
短い文章の中には、昔の名演奏家の名前が次々と出てきます。(が、私はほとんどが初めて知った名前!)手元にある名演奏のレコードを私がプレイヤーで聴いているように、宮城道雄も小型電気蓄音機でジッとレコードを聴いていた…レコードを挟んで自分が昔へタイムスリップした感覚がフッとわきました。
宮本百合子、宮城道雄は私にとってほとんど知らない作家でしたが、来てくださった皆さんは懐かしい名前だったようで、いくつかのエピソードを教えてくださいました。
次回の「クラシックと朗読の時間」は3月17日(水)13:30~です。