AQUA | 若者に圧倒的人気の小型ハイブリットカー
リーズナブルな価格で燃費性能も言うことナシ
若者の人気車種ランキングには必ずと言って良いほど上位に顔を出すハイブリッドコンパクトカー、トヨタ・アクア。H23年のデビュー以来、その人気は衰えを知らず、ハイブリッドカーのエントリーモデルとして確固たる地位を築いている。
近年囁かれている脱ガソリン車の流れは、少なからず中古車市場にも影響していくと予想される。その中でもガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッドカーは、日本において脱ガソリン車の選択のひとつ。購入を検討するポイントとして重要度が一段と増していくところだ。
そんな中にあって、アクアの存在は若年層のユーザーにとって強い味方となる。アクアはもともとエントリーモデルで安価であることに加え、H23年デビューで今年10年目のモデル。中古車として相場もかなりこなれてきており、さらに手が出しやすくなっている。また、この春にはフルモデルチェンジも予定され、高年式モデルの相場もこなれていくことが予想される。
ただ安いだけがアクアの利点ではない。コンパクトカー屈指の燃費性能こそアクアの真骨頂を表す部分と呼ぶべきだ。スタンダードグレード「L」の燃費38㎞/L(JC08モード)は中古車市場に出回るコンパクトカーの中で随一の省燃費。安く買って、買った後もお金があまりかからない、とことん財布に優しいクルマと言えるだろう。
▼トヨタ アクア Xアーバン SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4030×1695×1490㎜
車両重量:1090㎏
ホイールベース:2550㎜
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC+モーター
総排気量:1496㏄
最高出力:74ps(54kW)/4800rpm
最大トルク:11.3kgf・m(111N・m)/3600~4400rpm
JC08モード燃費:33.8km/L
サスペンション前:ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ:175/60R16
乗車定員:5名
▼トヨタ アクア(現行モデル)
相場価格
H24~R2年
29~239万円
(Mj-net調べ 2021年2月10日現在)
タマ数も豊富にあり、自分に合う条件で好みのグレードを選ぶことができるのは嬉しい。今春にもフルモデルチェンジも予定され、相場がこなれてくるこれからが狙い目。
▼トヨタ アクア 変遷
H23年12月 アクアがデビュー
H25年11月 スポーツコンバージョンシリーズ「G’s」を追加設定
H26年11月
H26年12月 マイナーチェンジ。クロスオーバールックの「Xアーバン」などを設定
H29年6月 2度目のマイナーチェンジ
H29年11月 スポーツカーシリーズ「GR」の追加ラインナップとして、
「G"GR SPORT"」を設定
R1年7月 一部改良並びに特別仕様車「Sビジネスパッケージ」を発売
▼INTERIOR
デザインはシンプルだけど、使いやすさは◎
インパネを含め、インテリアデザインはいたってシンプル。際立つ個性、真新しさはないものの、操作性は申し分なし。
▼ENGINE
一番の武器はやはり優れた燃費性能
なんと言っても魅力的なのは燃費性能。38km/L(Lグレード)という圧倒的な燃費性能を誇るハイブリッドユニットを搭載する。
▼UTILITY
コンパクトボディながら実用的なラゲッジスペース確保
全長約4mということを考えれば十分なラゲッジスペースを確保していると言える。5人乗車時でも実用的な空間がある。
▼RUNNING
ハイブリッドならではの機敏な走りも魅力
ハイブリッドカーの利点を生かし、低速域でのスムーズな走りもアクアの魅力。軽快な走りでノーストレスなドライブが楽しめる。
▼EXTERIOR
ロングセラーでも飽きの来ないエクステリア
今年で10年目のロングセラーモデルゆえ、全体的なエクステリアデザインに関しては新鮮な印象はないが、飽きの来ないデザインとも取れる。細かな意匠変更を繰り返す中で徐々に洗練された感はあり、キャラクターの異なる特別仕様車などでも個性を演出している。