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夢のディテール。

2021.02.17 15:00

Naoyaです。

今日は二十四節気の2番目の節気、雨水(うすい)です。冬の間に積もった雪や氷が解けて流れ出して、大地を潤す頃とされています。大地が潤うことによって草木は芽吹き、動物たちも活動を始めていきます。冬から春へのグラデーションも日々色合いを変えていってます。

最近は毎晩、映画を観ています。観る作品は邦画洋画を問わず、ミステリーやサスペンスがとても多いです。現実的な世界を舞台にしつつも、自分の日常ではきっと起こらないような出来事が満載なもの。まるでちょっとした夢を見ているかのようなものを選ぶのが当たり前になっています。でも、ファンタジックな非日常よりも不穏な非日常を選んでしまうのです。

僕は眠っている間、夢をよく見ます。夢のディテールがかなり細かすぎて、市販の夢事典の類だと分析が追いつかないほど。夢を本格的に研究している知人がいて、僕が見た夢の話をしたところ、僕の夢は明晰夢が多いとのことでした。あまりに象徴的な夢、インパクトのある夢を見たときはノートに書き記しているのですが、その知人曰く、なるべくディテールを細かく記すことが大切だと言ってました。たとえば、カーペットの上を歩いている夢のときには、色だとか素材感だとか、毛足の長さの感じだとか、歩いたときの感触、足の沈み方などまで思い出して記すといいとのこと。

眠りはとても深い方ですが、それでも夢はたくさん見るタイプなので、見た夢を丁寧にノートに記しているうちに、僕の夢のディテールはさらに細かくなってきているようです。絵で描き残したい夢も結構あります。絵で描いた方がわかりやすい夢。部屋の間取りくらいなら線画で描くことはできますが、絵はうまくないので文章で詳細に書き記しています。あるときはメロディが浮かぶこともあります。夢の中で味を感じたこともあります。

昔、若い頃に夢日記をつけていた時期がありました。そのときは夢を自分が生み出すような感覚が楽しくて、起きてはノートに見た夢を記していたのですが、いつしか夢を量産することを目的に眠るようになり、眠りはどんどん浅くなって、朝起きるとグッタリとしていました。そのことに危機感を感じたため、夢日記を破棄してきちんと眠りに専念することにしました。

今はしっかりと深い眠りを取りながらも、まるで映画のように夢を見ています。わりと頻繁に登場する象徴的なアイテム、場所、人などがあって、それらは明らかにメッセージを伝えてくれているようにも思えます。今はまだよくわかりませんが。そういえば、今日からドリーミーでロマンティックな魚座のシーズンです。夢も映画もただその世界にどっぷり浸って楽しむだけにして、解釈の深追いをしすぎないこともたまにはいいのかもしれません。