コルク栓を再資源化し、新たな製品や再生素材として世の中へ発信する「TOKYO CORK PROJECT」がソーシャルプロダクツ・アワード2021にて大賞を受賞!
自由テーマ(生活者が「持続可能な社会」づくりに参加できる商品・サービス)」>において大賞受賞
東京都内の飲食店を中心に廃棄予定のコルク栓を再資源化し、新たな製品や再生素材として世の中へ発信する「TOKYO CORK PROJECT」を主導する株式会社GOOD DEAL COMPANY(本社:東京都新宿区、代表:北村真吾)は、第8回ソーシャルプロダクツ・アワード2021の自由テーマにおいて、大賞を受賞いたしました。
「TOKYO CORK PROJECT」は、大量消費都市に眠る素材を新たに発掘し、企業やサービスの中に「再生コルクや廃機材を活用する選択」を提案、再資源化の循環が生まれる社会を目指しています。
コルクは天然素材で、断熱・遮音・防水・弾力・軽量・絶縁性など多くの機能特性があり、今受賞は、スキーム構築および素材開発、製品企画を含めたプロジェクト全体に対して評価されました。
プロジェクト始動のきっかけは、飲食店にて大量に捨てられるコルクが「もったいない」と感じたこと。アーバンエコロジーやサーキュラーエコノミーを目指し、取り組みの中で様々な立場の方々が携われるダイバーシティー&インクルージョン、オープンイノベーションを採用。リサイクル工程や商品製作では、障害者施設と協力し就労支援を行っています。コルク栓を再資源化して作られた積み木やスツールなどの生活雑貨やインテリアなどを広く提案しています。
審査員評価
身近な未活用資源を起点に構築されたサステナビリティを体現するプロジェクト。北村代表が10年もの歳月をかけ、回収や加工の仕組みを0から作り上げたストーリーに惹きつけられる。コルク栓の回収実績は約400万本(25トン)、回収拠点は全国約750か所にもおよぶ。障害者福祉施設やデザイナーズホテルといった様々なパートナーと共に産まれ変わらせる家具や玩具は、スタイリッシュそのもの。生活者や事業者の社会的な意識・行動につながる情報発信も余念がなく、回収や加工のプロセスが、パンフレットやHPを通して分かりやすく公開されている。今後、さらなるプロジェクト参加者や規模の拡大が嘱望される。
代表・北村真吾のコメント
2010年にTOKYO CORK PROJECTがスタートし、たくさんの方々に支えられ、続けられたことに心より感謝しています。当プロジェクトには様々な業種の企業や団体が参加し、社会課題を解決に向かうオープンイノベーション型を採用しています。皆様ひとりひとりがプロジェクトの主役であり、パートナーの皆様との10年の歩みがこのような素晴らしい実を結んだことだと感じています。多くのことに変化が求められる今、これまでの「当たり前」に疑問を投じたチャレンジを続けていきましょう。
該当するSDGsのカテゴリ
該当するソーシャルカテゴリ
エコ(環境配慮)/フェアトレード/地域の活力向上/障害者支援
- SOCIAL PRODUCTS AWARD 2021
ソーシャルプロダクツとは
「エコ(環境配慮)」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。
ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)とは
SPAは、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。ソーシャルプロダクツ・アワードの過去の開催実績や受賞商品についてはこちらをご覧ください。
https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/
第8回目となる「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」では、年度テーマとして「障害者の生きがいや働きがいにつながる商品・サービス」を募集しました。SDGsの目標8にも掲げられているディーセントワーク。そのターゲットのひとつでもある障害者雇用の課題に、独自の視点で取り組んだ優れたプロダクツが多数エントリーされています。また、第1回「ソーシャルプロダクツ・アワード2013」から継続して募集する自由テーマ「生活者が『持続可能な社会』づくりに参加できる商品・サービス」には、「エコ(環境配慮)」「オーガニック」「フェアトレード」「地域の活力向上」などの、幅広い社会課題の解決につながる商品やサービスの応募がありました。いずれも各業界のプロフェッショナルな審査員と、一般公募の生活者審査員により審査を行い、各賞を決定いたしました。
※ソーシャルプロダクツ・アワード2021受賞商品の詳細はこちらをご参照ください。
http://www.apsp.or.jp/spa_award_year/2021/
展示販売会のご案内
<第一期>
場所:大丸東京店 9階「イベントスペース」(〒100-6701 東京都千代田区丸の内1-9-1)
日時:2021年2月24日(水)~2021年3月2日(火)/10時~20時
(営業時間は変更する場合があります。最新の情報は大丸東京店ウェブサイトでご確認ください。)
<第二期>
場所:丸井錦糸町店 3階「イベントスペース」(〒130-0022 東京都墨田区江東橋3-9-10)
日時:2021年3月5日(金)~2021年3月14日(日)/10時30分~20時
(営業時間は変更する場合があります。最新の情報は丸井錦糸町店ウェブサイトでご確認ください。)
- TOKYO CORK PROJECTとは
約10年前に代表・北村が飲食業に従事していた際に、店舗から生じる日々のフードロスや廃棄物を目の当たりにし、愕然としたことに始まります。1店舗でも毎月1000本以上のワインのコルク栓が廃棄され、さらに調べてみると、東京では年間でボトル1億5000万本分※、日本全体のおおよそ3分の1をこの都市で消費している計算です。(※2018年酒税調査)
活かせば大切な資源になるのに、という思いが強くなり、コルク栓を再生化する「TOKYO CORK PROJECT」を2010年にスタートさせました。コルクコースターなどの身近なアイテムから、コルクスツールやコルクタイルなどのインテリア、またホテルの装飾や企業などとのコラボレーションを多数行っています。
「大消費都市は、再生資源の宝庫である」と捉え直し、“消費することで新たな資源も生まれている”と再認識することが重要だと考えています。
消費者がモノを選ぶ基準のひとつに「循環可能なものを選ぶ」という考えを少しでも広め、『豊かな生活を守りながら、環境を考える』という最大のミッションに向かってプロジェクトは進行しています。
エシカルやサステナブルなものを作りたいメーカーや企業と協業し、「手に取ったものがたまたま再生資源のものだった」、という循環を生み出せるよう、今後もプロジェクトを発展させていきます。
公式HP:https://tokyocorkproject.jp/
- 代表プロフィール
東京コルクプロジェクト 主宰。1983年、茨城県生まれ。
大学理工学部を卒業後、不動産デベロッパーや外食産業に従事。より多くの人々を喜ばせたいという想いから、カフェ独立スクールに通ったのち、不動産業を辞めて月間売上2,000万円の繁盛店でノウハウを学ぶ。日々の仕事や暮らしの中にある大量資材と環境汚染、廃棄物とフードロスに疑問を持ったことから、トレードオフを小さくしながら暮らしを豊かにする事業として廃棄コルク栓のリサイクルプログラム「TOKYO CORK PROJECT」を2010年にスタートし、2014年に株式会社GOOD DEAL COMPANYを立ち上げる。現在では、自治体と共同したフードロスへの取り組みやアーティストが使用した楽器の一部をリユースした商品のプロデュースも行う。
- 企業情報
社名:株式会社GOOD DEAL COMPANY(グッドディールカンパニー)
代表:北村真吾
設立:2014年12月1日
所在地:〒136-0082 東京都江東区新木場1-15-10 デザインアートセンター2F
企業理念:私たちは暮らしと未来のため、良いモノやコトを提供します。
企業内容:プロダクト企画および製造、販売、各種イベント企画および運営、クリエイティブサポート
公式HP:https://tokyocorkproject.jp/
製品に関する問い合わせ先
株式会社GOOD DEAL COMPANY/info@tokyocorkproject.jp
公式note https://note.com/tokyocorkproject
Instagram @tokyocorkproject https://www.instagram.com/tokyocorkproject/
Facebook @tokyocorkproject https://www.facebook.com/TOKYOCORK/