8/16 石巻-南三陸 part3
part2からの続きです。
横山不動尊付近からルートを南へ。
県道64号北上津山線で北上町方面に戻ります。
Raphaの方の引いたルートでこの道を知ったのですが、どうも峠っぽいので楽しみです。
道沿いにある追分温泉も、小さい頃から名前だけは知っていますが、どんな場所か一度も見た記憶が無いため、この道自体を通るのが初めてだと思います。
上記のRaphaのルート、トータル200kmは良いとして、手始めにコバルトラインを超え、ブルーラインから雄勝、今自分が走っている県道64号線経由で志津川方面へ、その後県道172号から羽沢峠へヒルクライム、北上川沿いを下ってこれで終わりかと思いきや、再び釜谷トンネルを通過。とどめに真野林道をヒルクライムして石巻へ戻ってゴール。
獲得標高2600mm・・恐ろしいルートだ・・。
いつか走ってみたいですが、単独で行ったら遭難してしまいそうな気がします。
道はだんだん森の中へ。
傾斜はキツめですが、木立の中を進む雰囲気の良い道。
思ったよりも斜度があるのでインナーローでタラタラと登坂していきます。
おー、ワインディングも峠っぽい。良い感じ!
とか思いながら登ってたら、意外とすぐに頂上についてしまいました。
ダウンヒルしていると、道の脇に前述した追分温泉が登場。
想像よりも風情のある佇まい。これなら一度来てみたいです。
道の脇を流れる沢も綺麗でした。
そのまま下って山の区間は終了。
下りた山沿いを走りつつ、集落を繋ぐようなルートで帰路につくことに。
集落の中を抜けるので、スピードは出さずに写真を取りながらポタリングペースでのんびり行きます。
上の写真で、中央付近の山肌の土がむき出しになっていますが、高台移転の造成工事のようです。
あんな場所に作ったら、鬼みたいな坂を登らないと辿りつけないような・・。
この辺りまでくると、海から離れている事もあり、目立つような震災の被害は無さそうなのですが、よく見ると看板に「冠水注意」の文字。
地域全体が地盤沈下している為、ここに限らず冠水しやすくなっています。
地元の商店街は昭和の建物が残っており、意外に良い風情だったのですが、いかんせん営業している店がありません。
何か食べようと思ったのですがアテが外れました。
実に閑散としていますが、景観は悪くないのでじっくり散策してみても良いかもしれません。
新北上川にかかる橋から、上品山(じょうぼんさん)方面。
山の稜線のやや左寄りに航空自衛隊のレーダーが見えているところが上品山。山の上が牧場になっていて、そこに行くための舗装路がある為ヒルクライムの練習ルートになっているようです。前日に登っているのですが良い坂でした。
この川を越えれば、今日のルートのゴール(実家)も、もうすぐ近くです。
が、まともなものを口にしていないのが悔しいのでゴール予定地を通過。
お盆の最終日なので営業しているのか不安ですが、ラストチャンスにかけて少し走ります。
やってた!
ということで今日はここをゴールにすることに。
タンパク質と塩分を補給させて頂きました。
さて、最初に書いた通り、石巻駅から徒歩でいける場所以外は、震災直後に見たきりで今回がそれ以来の訪問になりました。
震災直後に比べれば破壊の痕跡が片付いているのですが、ただ片付けただけで、復興しているわけではありません。
片付いている分、もともと更地だったようにしか見えないので、今初めて被災地を見ても何が起きたのか実感するのは難しくなっている気もしました。
町の復興に関してはそんな感じであまり進んでいない印象ですが、自転車乗り視点で見ると道路は全体的に綺麗に修理されていて走りやすかったです。
また、前述したraphaのルートは自分にはハードすぎますが、単体であれば走ってみたい峠や道は調べたところ沢山出てきましたし、前日に走った内陸の里山を繋いでいくルートも脳が浄化されるようなものでした。
自転車乗り視点で見ると魅力的な道がまだまだ沢山埋もれていそうです。
頻繁に帰省できる訳でもないですが、また時間を作って走りたいと思います。
(あとツールド東北も一回走ってみたい)
〆にRapha Continetalの動画を。前述のヤバいルートだと思われます。
この雰囲気は実物よりもキレイに見えるなぁ、と思ってたんですが、現実の風景も負けず劣らずキレイでした。
こういう動画作ってみたいなぁ・・。
自分で映像撮りながら走るのは大変そうだけど。