モノをどうしても手放せなかった人が手放せたわけ
片づけレッスンでは
レッスン生の方に
モノをひとつひとつ手にとって
いるかいらないか選別してもらいます。
レッスンで
食器棚の中を整理していると
真新しい食器がたくさん出てきました。
自分で買ったものではなく
いただいたものが多く
デザイン的に普段使いがしにくいので
お客様用にとってあるとのこと。
お客様は割と多いのですか?
と訪ねると
「ほぼ、ありません…」
もしお客さんがあったとしても
いつも使っている方の食器で出すそうです。
そのお客様用食器たちが棚を占領して
明らかに普段使い食器の場所を
圧迫しています。
無理に手放す必要はないのですが
せっかくなんで
この機会に見直してみませんか?
と提案したところ、
「高価なものもあるし、ずっとあったから、手放すのは惜しい気がする…。」
と迷われていました。
そこで
それぞれの食器の役割を
考えてもらいました。
お茶碗などは
毎日のように出番があるから
欠かせないレギュラー選手。
フチに飾りのついたプレートは
ここぞという料理の時に
活躍してくれるお気に入り。
見るたびに嬉しい気持ちになる
記念日にもらった繊細なグラスは、
使うというより食器棚の中で
飾って楽しむ感じ。
じゃあ、好みじゃないと言われていた
ブランド物の花柄のカップ&ソーサーの
役割は?
「うーん…」
「ここでは役割なさそうですね…」
迷った末
手放すことを決断されました。
ずっと持っていると情がわいてきて
手放し難くなることも多いですが、
そんな時は
その物の存在の役割を
改めて考えてみると、
持つべきか持たざるべきかを
判断できることがあります。
持っていると安心するから、
というならそれでもいいんです。
それが、そのモノの役割なら。
後日談ですが、
まとめてリサイクルショップに
持ち込まれた食器類。
たいした金額にはならなかったそうです。
大事にしまいこんでいたものが
それくらいの価値にしかならないのかと
ガッカリもしましたが
かえって踏ん切りがつき
気持ちとしてはすっきりしました。
とのことでした。
手放した食器たちの役割は
モノの持ち方を改めて
考えさせてくれること
だったのかもしれませんね。
そう考えると
これからのモノの持ち方が
変わってきそうですね。
片づけレッスンでは
じっくりとモノと向き合って
片づけを進めていきます。
ひとりで選別は難しいな~という方
ぜひご相談くださいね。