スペース・スウィーパーズ
2021 韓国 Netflix映画
!ネタバレしています!ご注意下さい!
だいたい100年後、
地球は汚染されて、火星移住計画もある中、
衛星に住める一部の富裕層(市民)と、
地球に住むしか選択肢のない大多数の貧困層(非市民)。
宇宙ゴミ収集をする賞金稼ぎのような主人公4人組の船、勝利号。
ある日廃宇宙船から偶然見つけた少女は、
生物兵器として指名手配されている子供型兵器だった。
その兵器を金と引き換えにしようと企む4人だが、
実は子供は兵器ではなく、特別な能力を持つが故に命を狙われる少女だった。
大事なのは金か、絆か、情か。過去か、未来か・・・
宇宙船とか、宇宙ステーションとか、そういう壮大な宇宙もので。
映像はとーってもよくできてる。
綺麗に作りすぎてちゃっちくなったり、
宇宙戦闘シーンが俳優の顔のアップばかりになったりとか、
そんなアンバランスなことは起こりません。
宇宙ものオタクでもなんでもない私的にはCGは満足。
色んな価値基準があるので、
スターウォーズファンとかのお眼鏡にはかなわないかもしれないけど。
すっごくお金かかってるんじゃないかなぁ、って。
韓国のエンタメさすが、って、宇宙ものでも知らしめるような。
でもいかんせん、ストーリーが。人間ドラマの描き方がちょっとダサい。モサい。
期待を大きく裏切りもしないけど、全く期待を超えてはくれない。
アウトローな主人公たち、社会の落ちこぼれに見えて、
実は天才だったり、エリートだったり、
裏社会のドンだったり、色々な過去を抱えているけど、
実は情に厚くて仲間想いで。
困っている子供を放っておけない。なんやかんや愛情持っちゃう。
で、その子のために命を投げ打つ。
って、まんま。見たまんま。
テンプレート。つまらない。
お決まりの、不愛想な男が抱える過去の傷。
一途に過去を想う男。
教科書に出てきそうな道徳的な良いお話しなので、
途中退屈するし飽きるしとても長く感じる。
韓国エンタメの悪いとこが出ちゃってる感じ。
韓ドラあるある的なテンプレートのっけ。
人の涙腺狙ってくるやつ。
いやまぁ泣けるんだけどさ、親(血はつながってないけど)と子の愛情とかさ。
最初は邪険にしてた子供、絵を描かれたからって情が移ったりしてさ。
でもなんか刺激に欠けるしぬるい。
あとは韓国制作だからだろうか。
日本制作でもそうですが、韓国人以外のキャストが弱すぎ。
どっかの再現ドラマから連れて来たんですか?っていう安い演技。
なんでかなー、やっぱり層の薄さがあるのかな。
でも欧米制作のアジア人もだいたい安いもんね。そういうものかも。
結論、宇宙CGはよくできていたけど、
ストーリーはありふれたものでした。