24時間予約システムがもたらしたもの
突然ですが
こちらの記事みた事ありますか?
これ関連の記事けっこう見かけます。
10年後には今現在の職業の
50%以上がなくなる😱
(ロボット化される)
らしいです。
そして、これ美容師も無関係じゃないんですよね(゚ω゚)
美容業が直接関係しているところ、
それは
24時間予約管理システム
です。
、、、これ。すごく便利な事だなって思うんですが、
これのおかげでユーザーさんは
時間を作る(調整する)必要がなくなってきている
と思うんです。
これは良くも悪くもです。
電話予約メインの時代は、その予約受付時間に電話をしなくてはならないので、お客様自身がそれを調整していたと思うんです。昼休みとか、就業後すぐとか、
それが、ネットによる24時間予約が可能になる事で、お客様自身が受付をする時間を作る必要がなくなったんです。
、、、がそれと反面
「なかなか時間がなくて、、、。」
とおっしゃる方が増えました。
なんか、不思議ですよね。24時間管理になって時間の余裕が増えたのに、
お客様自身は逆に時間がなく感じる。
もちろん10年前より現代の方が仕事が忙しくなった(時間がなくなった)と言う方は多いのかもしれないですが、(僕もあまり時間をうまく管理できている方じゃないですが(>_<))
24時間対応ができる事によって、
【今】やる必要が薄れ、いつでもできるようになる
と同時に
時間を調整して【作る】意識も薄くなってきている。
、、、、。なに目線から語っているかわかりませんが、そう感じるんです。
時間リテラシー的なものが変わって来ているような、、。
(すいませんちょっと『リテラシー』って言ってみたかっただけです(°▽°))
僕はこの10年で時代がものすごい勢いで変わっていってるのを感じます。
10年前、スマホやタブレット、またはそれを使って24時間ネットで予約できる時代が来るなんて想像できませんでした。
言ったらWindowsとMacすらも何なのかすらも知りませんでした|д゚)
当時の僕が必死になってやっていたのは、スタイリストになる為の練習と
リプレイ外しの練習だけです(*´-`)
それから10年たちスロット機の4号機も廃止され、学生時代にあんなに通っていたスロット屋さんにも全く行かなく、、、、、。違いますね(*´-`)
10年たち、予約の8割がネット予約になりました。
10代のティーンズ層や地域によっては9割を超えるところもあるんじゃないでしょうか。
そんなネットユーザーさん達に稀にみられるのが、
「なかなか時間がなくて」と言う言葉にも表れる、
「時間を作るのが難しい」もしくは「予定を立てにくい」と言った
『時間の管理の仕方がわからない』
と思わせるような方です。
こう言った方は、当日の予約時間変更やキャンセルなどが多い印象を受けます。
僕の勝手な思い過ごしですが、ホントに昔より当日のキャンセルが増えたと思います。
対策をしていない美容師側が悪いのですがT^T
それが現代、そしてこれからの【時間】なのかもしれません。
これからはますます、【時間】を「作る」ものから「左右される」ものになる方は増えるんじゃないでしょうか。
そして【時間】ともうひとつ変わったものが【コミュニケーション】です。
今や、10代の学生さんからの電話予約はほとんどありません。
10年以上前の自分が学生だった頃は少し緊張しながらも電話予約してました
ちゃんと予約とれるかなとか、言葉遣い大丈夫かなとか、
それもひとつの社会勉強だったんだと思います。
いまだに、大事な行事ごとの予約は電話です(>_<)心配性なもんで
でも、ほんとにこれから先どうなっちゃうんだろうと思います。
- 世の中の流れがどんどん便利なネット予約をすすめる。
- 電話で予約しようとするとその理由を尋ねられる。
- 「楽しく過ごしたい」や「静かに過ごしたい」など感情ですら要望できる。
- ネットのあるある情報で、「タメ口で馴れ馴れしい美容師」なんてものをよく見かける
僕が学生時代にあった美容室なんて、大抵みんないきなりタメ口で馴れ馴れしい美容師ばっかりだった気がします(°▽°)それがいいか悪いかは別として♪
電話での声も聞けず(感じがいい、悪い)
前もって、
「あなたと楽しく過ごしたいです」
「静かに過ごさせて下さい」
からの人付き合いって、もはやコミュニケーションというものからかけ離れてしまってるんじゃないでしょうか。
『コミュ力』
なんて言葉も聞きますしね(*´-`)
コミュニケーションなんてね、
『能力』じゃないんだよ。
『コミュ力』が高いと言われている人がいたとして、
その人が『コミュコミュの実』を食べてる訳でもないんだよ。
たぶん、日常生活、常日頃からの人との触れ合いから
本来は自然と人間が養われてるはずのものなんだと思うんですよね(*´-`)
でも、それを便利なネット社会が少しづつ鈍らせている、
便利になる→手間が省ける→手間が省けるようにする工夫をしなくなる→工夫しなくなる事で応用が出来なくなる。
応用が出来ない人間って、、、、。
それでも社会に出たら応用を求められ、臨機応変に『コミュ力』を駆使していかなくちゃならないんだから、ホントに大変だと思うし、ちょっとかわいそう(*´-`)
そんな環境で
「あまり人と関わらない仕事がしたい」「営業は苦手」
こう思うのは自然な流れであって、
たとえそう言った仕事に就いたとしても
それらの仕事は今後ロボットでも代用が効くようになってしまうのも事実としてあるんですよね。
美容室にしても
ネット予約して、スタイル写真と要望を添付して、お会計などもビットコインなどの仮想マネー(ホットペッパーポイントやTポイントなど)でその場で支払う必要がなくなれば、
それこそ、【コミュニケーション】なんて必要性を失う。
余計な会話がいらなくなれば、流れ作業になり、
【要望】と【結果】だけになり、感情と内容が薄くなる。
そして、いずれ【要望】すらも分からなくなり【選択】するだけでよくなる。
例えば、現段階では
お客様自身が
「こうしたい♪」「こうなりたい♪」
って言う【要望】があって、それを一緒に相談して行く【カウンセリング(コミュニケーション)】と言うものを経てから形【結果】にして行く。
でも、これが10年後『コミュ力』といったものの必要性が薄れた人々が、ネットの画像やアプリからの情報だけを頼りに髪型を決めた場合、それは【要望】ではなくて【選択】に変化してしまう。
サロン側にも出来るスタイル、出来ないスタイルがあるので、
出来るスタイルだけを載せて、その中から【選択】してもらうシステムにして
後はサロンでの【確認】と【結果】だけ。
- 美容室サイトに登録
- サロンのホームページ開いて
- お好きなスタイル画像をお選び下さい
- ご希望のお時間をお選び下さい
- お支払いはサイト内仮想マネーで
後は当日その場に行って、最終確認して施術開始。
あまり、オフで人と接したくない人
こんなんつけたり出来て(10年後にはもっとコンパクトになってるはず)
そのVR的なものに企業広告が流れながらYouTubeみたいなので好きな動画でも見れたり。
その企業広告収入によって、また仮想マネーを発生させたり。
それで、仕上がった髪型が多少思ってたのと違くても、そんなに不満を持つ人もいないんじゃないかなと思います。
だってそこには現金が発生していないから☆
無料のようなものなんです。
お客様側も直接の支払いがない、サロン側も企業からの広告収入でまかなえる。
そんなサロンも出来てしまうかもしれません。
こうなったら美容師の仕事も単純な流れ作業になり、より効率的になり、ロボット化していく。
ロボットに髪が切れなくても、ロボットみたいな美容師に髪を切る事はできますからね。
そうなったら、もう美容室も美容業を扱うただの企業になってしまう。
そしたら、人と人との関係もコミュニケーションも何もなくなる。
もう、そんなのロボットと一緒ですよね。
そして、怖いのが人が想像できる事は近い将来必ず形として現実になっちゃうんですよね(*´Д`)
やっぱり大事なんですよ。
『人』対『人』が接してコミュニケーションを取っていく。
それが、人間らしさを生みロボット化に流されない唯一の方法なんだと思います。
人間が人間として生きて行くには人間同士の触れ合いが大事なんだと思います。
だって、、、
人間だもの∑(゚Д゚)
みつを入りました!!!
そして、ここまで語っておいてなんなんですが、
美容師の僕がこんな事を言ってる場合じゃないんです。
、、、なぜなら。
美容師の仕事は、現代の社会問題を切ることではなく
髪を切ることだから!!!
、、、決まったぜ〜(´_ゝ`)
完全にウザいやつになった。
いや〜〜、、、。
後半暴走した〜〜(°▽°)
だいぶSFなブログに仕上がりました!
と言うか、もうほとんど短編SF小説みたいになりました(°▽°)
最後まで読んで頂いた方、ご静聴ありがとうございます🌟
また機会があれば「美容師SF短編集2026年の旅」を書いて見たいと思います。
お暇な方は乞うご期待✌︎('ω')✌︎