キューブ
そういえばまだ観たことがなかったな。過去の名作シリーズ。
昨日観たのが金があればあるほど嬉しい娯楽とすれば、これは金がなくても嬉しい娯楽である。どっちにせよ人が死ぬので人が死ぬと人は楽しい気分になることが分かってしまう昨今である。人が死ぬと嬉しいな。犬が死ぬと悲しいな。
謎の部屋に閉じ込められた人たちが、罠だらけの謎の建築物からの脱出を目指す。罠は思いのほかアナログというか、火炎放射器がにゅっと出てきて燃やしにきたり、酸をぴゅっとかけてきたりする。にゅっと出てきてぴゅっとである。中盤に明かされる「この建築物が一体なんなのか」から鑑みると、多分武器系の企業から火炎放射器購入して設置したのではないでしょうか。あんまり近未来的にはできませんからね(それはそれとして、建物の構造自体はかなり近未来では!?)
しかし、せっかくつくったから起動させてみる? で巻き込まれるのはたまったものじゃあないですね。でも、その思いつき程度の起動だからこそ、スタート地点がそこになるのではないか。と思わないでもない。思いつきなんだから、そんな頑張ってやる必要はないもんね。いや、思いつきで人をこの中に突っ込まねえよ!? 「主犯者はいない」って、その突っ込むことを決めた人は明らかに「主犯者」ではないでしょうか。
ところで、こういう映画特有の話ではあるのですが、続編に「前日譚」があるようで、「ここで火炎放射器出しましょうよぉ」「いいっすねえ、金網を高速でぶつけてサイコロステーキにしますか!」「いいねえ!」って盛り上がっている人たちと、「なんかよく分かんない仕事なんだけど、外壁つくれっていうから、つくるかぁ」って首を傾げながらつくっている人たちによるプロジェクトX的なことをしてくれるのではないかとワクワクしています。