2021.2.20🌸黄梅(オウバイ)[美文字のコツ]指の準備運動(基本練習)【stand.fm配信原稿】
いつもありがとうございます。
伊藤恵です。
stand.fm、2/20分の配信原稿を記録させていただきます。
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こんにちは!「ふくわ」です。
このチャンネルは、山形の書道家・伊藤恵が可愛がっている ヒツジのぬいぐるみ「ふくわ」と「はわわ」が、主人になりかわって、日々の学びや気づきを書道やアニメの話を交えてお伝えし、心に楽しい発見と安らぎをお届けする番組です。
2/20がお誕生日の方、おめでとうこざいます!
また1年、素敵なことがたくさんありますように。
2/20の誕生花は「黄梅(オウバイ)」
花言葉は「控えめな美」「期待」「恩恵」です。
ネット記事から花名と花言葉の由来をご紹介します。
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和名の「黄梅(オウバイ)」は、黄色い花が同じ時期に咲くウメに似ていることに由来します。
中国では旧正月(2月)の頃に咲き出すことから「迎春花(ゲイシュンカ)」と呼ばれます。
花言葉の「控えめな美」は、素朴な味わいのある枝ぶりや、おもむきのある花姿に由来するといわれます。
「期待」の花言葉は、まだ寒さが厳しい早春に、黄色い花を咲かせ、春の訪れを感じさせてくれることにちなむともいわれます。
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さて今回は美文字のコツをテーマにお届けします。
山形の書道家・伊藤恵さんは、1月から地元の児童センターに伺って、年長さんに硬筆指導をしています。
そこで最初にお伝えしている「指の準備運動」というのがありますが、どういうことをしているのか知りたいというお声をいただきましたので、今回のテーマとしてお伝えしたいと思います。
「指の準備運動」とは、つまり「基本練習」です。
いきなり字を書こうとすると、意外と指がこわばっていて、なめらかに動きません。
力が入り過ぎたり、ですね。
なので、「基本練習」で指を動かして準備運動をします。
すると、字を書くときには指の固さがほぐれて動きやすくなり、
適度に力を抜いて書けるようになります。
(ちなみに基本練習は、正しい鉛筆の持ち方で、というのは言うまでもありません。)
児童センターでは、これから字を習う子供さんたちなので、
まっすぐな横線とタテ線、ぐるぐる、というのを練習しています。
まっすぐな線を書くために大事なのは「リズム」です。
「トン・スー・トン」を意識して書きます。
最初の「トン」で紙に鉛筆をつけ、「スー」でまっすぐに動かし、最後の「トン」で止まります。
筆圧を意識するとしたら、「トン」で押さえて、「スー」で抜きます。
気をつけたいのは「スー」が「すううう」になってはダメです。
違いがわかりましたか?
「すううう」だと、力が入って止まってしまいます。
字で表現すると「う」が何個もあるようなイメージです。
なめらかにまっすぐ書くには「スー」っと伸ばし棒の発音で書いてあげることが大事です。
慣れれば心の中で言うので十分だと思いますが、
子どもたちには声に出しながら書いてもらっています。
大抵の子は「トン・スー・トン」に合わせて書けますが、中には口と手が合ってない子もいるので、そういう場合は個別にお伝えしています。
またタテ線は、最後の「トン」がない、スーっと抜くバージョンも練習します。
小さい子は筆圧のコントロールがまだ難しく、はらうところが止まってしまいがちなので、タテ線で最後にはらう練習もしています。
まっすぐな線が書けたら「ぐるぐる」です。
指の曲げ伸ばしを意識して書くので、準備運動としては特に大事です。
スピードが速くならないように、ゆっくりでいいので、縦長の輪をらせん状に横に進んで書いていきます。
一番上のところでは指を伸ばして、一番下のところでは指を曲げて書くことを意識しながら練習したいです。
指の曲げ伸ばしを練習することで、脳への刺激にもなり、指先の感覚が鍛えられて、思い通りの線を書きやすくなります。
児童センターでは時間が限られていますので、主にこの4種類の線を練習していますが、
大人の方ならレベルアップして、横長の輪をらせん状に下に書いていく線や、ギザギザの線、〇・△・□のような図形の練習をするのも効果的です。
紙とペンさえあれば気軽にできる内容なので、ぜひお試しください。
(ブログに解説の画像をのせていますので、参考にご覧ください。)
次回はアニメのご紹介をお届けしますので、よろしければお聞きください。
皆さんの心に楽しい発見と安らぎをお届けできていたら嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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こちらの原稿はstand.fmのアプリかインターネットでお聞きいただけます。
よろしければお聞きになってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。