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Baby教室シオ

おもちゃ『リング横通し』

2021.02.21 01:41

今回はアイスクリームの記事でしたが生徒さんのご要望に応えて急きょ内容を変更します。

今回紹介するのは1歳児向けのペグさしの変形『リング横通し』です。目と手の協応動作の促進として使用されるモンテッソーリの教具です。

116gという台座と一つのリングが7gリングという軽さは、1歳児でも持ち運び楽にでき、所定の位置からの出し入れも子供自身が容易に行えます。全てが面取りしてあり安全設計にも配慮されています。

3つのグリーンリングが付属していますが、1歳児の集中力を考えると3個で十分です。また難易度が上がるので慣れるまでは1個入れるのにも時間がかかります。

その子の集中力や精神性で見守りで行くのか、少しだけ補助をし成功体験を積ませるのか見極めが必要になります。レッスンでその方向性をお伝えします。

この教具は上からのリング通しやペグさしよりも遥かに難しい取組みです。

リングを手にしてさし込む場所を目で確かめ、更に横からのさし込み口に狙いを定めて手を動かします。

先ずは声掛けをせずにお母様がさし込みの手本を示しましょう。乳児は同時に2つのことに集中することはできません。よって視覚だけに集中させます。

子供の多くは左利きが多いので左右のバランスを考えて、右手でリングを掴んで右側から通す取組みを促します。


右手が上達すると左側からの取組みに移行します。右手でのコツを掴んでいるので左側は見守りで十分です。


左からの取組みを終えると手前から入れる取組みを行い、方向性の概念『前・手前』を意識させながら取組みを行います。このときに必ず方向性を意識させるようにアナウンスをしていきますが、そのことについてはレッスンでお母様にお伝えしていきます。


奥からの取組みは1歳児には難しいと言えます。しかし方向性をアナウンスすることとしてレッスンでは取組みとして入れてあります。取組み方はレッスンで具体的に動きとして見せていきます。


トレーニング中に教具を倒して上からのさし込みを行う場合もありますが、このような行動を認めてあげる必要があります。様子を身ながら臨機応変に対応しましょう。