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その日ばかりの野鳥観察

猛禽感謝の日(キレンジャク、ヒレンジャク)

2021.02.22 23:27

勢いでタイトルをつけてしまいました。

2月20日の事です。

その日は、いつもよりも猛禽類に出会う機会に恵まれました。

ミサゴ、オオタカ(幼鳥)、ノスリ、トビの4種です(モズもいれると5種です)。

それだけでも楽しい観察だったのですが、今回の主役は猛禽類ではありません。


まず、いつもの河川敷でミサゴに再会しました。

その日は風が強かったせいか、川の上でホバリングを繰り返しています。

視界の端に、河原の木にとまるオオタカ幼鳥を見つけました。

これも、以前に見かけた個体と同じかもしれません。

良い位置に回り込もうと、遊歩道を移動している時です。

「ヒー、リリリー」と鈴の音のような鳴き声がしました。

今回の主役(その1)、キレンジャクです。

長い冠羽と黒くて細長い過眼線をもち、ヤドリギの実を好む冬鳥です。

尾羽の先が黄色いのも特徴です。

赤いノイバラの実を美味しそうに啄んでいました。


全部で8羽でしたが、下の写真には6羽写っています。

よく見ると1羽だけ異なる鳥が混じっています。

分かりますでしょうか?

小さくて分かりにくいですが、一番左上の個体だけ尾羽の先が赤い個体がいます。

今回の主役(その2)、ヒレンジャクです。

キレンジャクとヒレンジャクはよく群れるとありますが、初めて見ました。


ヒレンジャクを正面から顔を見ると、歌舞伎役者のようです。

彼らはヤドリギの実を好むため、基本的にはヤドリギの生えている場所を探すべきです。

しかし、私は柏崎市内でヤドリギを見かける事がありません。

勝手な予想ですが、ヤドリギの寄生する木は積雪の影響で折れたり、倒れやすいのかもしれません。

実は、市内では昨年もキレンジャク(あれ?ヒレンジャクだったかも…)の群れを観察しています。

その時はキヅタという木の傍でした。

ヤドリギの他にも、ノイバラ、キヅタ、ナナカマドの実も食べるそうです。

今後はノイバラの実が生る場所を覚えておくと、見つけやすいのかもしれません。


今年の1月から、キレンジャクやヒレンジャクに会いたくてキヅタの傍を散策していました。

しかし、タイミングがあわないのかなかなか遭遇できませんでした。

今回はミサゴ⇒オオタカ⇒キレンジャク⇒ヒレンジャクの順で発見できたので、猛禽類に感謝したいです。