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コミュニケーション上手への最初の一歩。「一緒に話すのが楽しい」と思われる人を目指す上で大切な3つのルール~相手の心をぐっと掴むコミュニケーション術~

2021.02.24 06:00

こんにちは、前川由希子です。私はこれまで、多岐にわたる業界の企業さまの人材育成・組織活性を10年以上サポートしてきました。

その経験も踏まえ、みなさんの日頃のお仕事や活動が、より円滑に、そして快適になるための、コミュニケーション術をお伝えしていきます。


今回は、「この人と話をするのが楽しい」と周囲の人々から選ばれるコミュニケーション上手な人を目指す上で、まず知っていただきたい3つのルールについてお話しします。


■笑顔でうなずくことを心がけ、「話しかけやすい人」になろう

1つめのルールは「笑顔でうなずくこと」です。コミュニケーションの基本は表情。


笑顔には自然と会話がはじまりやすくなる、という効果があります。というのも、周囲の人々は、何気ない瞬間にあなたの表情を見ているのです。

あなたが話しかけたい相手が、顔の眉間にシワをよせていたら、どう感じますか。険しい表情の人よりも、笑顔の人の方が、話しかけやすく相談したいと思いますよね。三日月のような優しい目で、口角をあげて、にっこり笑いましょう。


会話がはじまったら合間でうなずくことも大切です。そうすると、相手は「聞いてもらえている」と安心感を抱き、話しやすい雰囲気づくりにつながります。

この「うなずく」という、顔を上下に動かすしぐさは、ものを飲みこむ動きに似ていると思いませんか?うなずくことは相手の話していることを1度かみくだいて物事の意味を考え、飲みこんで吸収する、という意味合いがあるのです。


うなずくことで、より、相手が話したことを吸収し、どう活用しようと考えることができるので、記憶や学びが深まります。

ぜひ、誰かと対面で会話をするときだけでなく、オンライン会議や動画での学習でも、笑顔でうなずくことを習慣にしてみてくださいね。


■受け身ではなく積極的に取り組む姿勢が、人間関係を深めることにつながる

2つめのルールは、誰かと話をするときや情報を受けとるときに、受け身ではなく「参加する」気持ちで興味・関心を行動で示すことです。


たとえば、オンライン会議や研修を受け身で聞く・見るのではなく、当事者意識をもって「自分の意見を言う」「考えを書きだす」などの積極的な姿勢で取り組むことですね。

この姿勢は、コミュニケーションを活性化するために大切な要素。一緒に考えよう、プロジェクトを成功させよう、イベントを盛りあげようといった気持ちを、行動で示してくれる人がいると、会話がはずみ、意見も言いやすくなります。


あなたの職場でのチーム会議を想像してみましょう。みんなが黙って聞いている会議よりも、各メンバーが意見を言いあう、メモをとるなど、「参加している」姿勢が見えると、お互いにコミュニケーションが活発になりますよね。そうすることで、課題解決や事業発展のアイディアにも近づくのです。


これは、1対1の会話でも当てはまります。一緒に考えてくれている、会話を盛りあげようとしてくれている。そんな姿勢が見える相手とは、もっと話がしたいと思う人も多いはず。それが、人間関係を深める後押しをしてくれますよ。


■学びの機会を「楽しむ」気持ちが、スキルアップの効果を高める

3つめのルールは、会話や学びを「楽しむ」こと。最初から楽しいと感じられることではないとしても、意識的に楽しもうとすることも重要なのです。


たとえば、何か学んでいるとき、楽しいと感じることは、繰り返しやりたいと思いますよね。自分の好きなことを勉強しているときは、あっという間に時間が過ぎてしまったという経験、みなさんもあるのではないでしょうか。


楽しいから、無理なく繰り返し学べるので、記憶も定着しやすくなります。逆に、誰かにやらされていると感じる、気分が乗らないことは、集中力が続かず、学んだことも忘れてしまいがち。


これからコミュニケーションスキルを上達させようと思っているみなさんが、スキル向上・知識習得の効果を高めるために、学びの機会を「楽しむ」ことを意識してみてくださいね。


今回お伝えした3つのルールは、コミュニケーション上手な人を目指そうという方に、基本原則として意識していただきたいことです。

このルールをふまえた上で、コミュニケーション術を学んでいただくと、習得のスピードが早まりますよ。


<関連情報>

・前川由希子YouTubeチャンネル

「相手の心をぐっと掴むコミュニケーション術2 コミュニケーション上手に近づくための3ルール」