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原油暴落で変わる世界電子ブックのダウンロード

2020.11.29 17:03

原油暴落で変わる世界

によって 藤 和彦



4.2 5つ星のうち(4人の読者)


原油暴落で変わる世界電子ブックのダウンロード - 内容紹介 次に起きるのは、金融危機か?供給途絶か? 原油価格下落の予想外の甚大な影響をエネルギー、経済インテリジェンスの専門家が、地政学の観点から読み解く 原油価格急落で世界が揺れている。原油安は、産油国から原油輸入国への所得移転だ。日本をはじめ、輸入国にとっては大きなメリットがある。だが、今回の原油価格急落がもたらすのはこのようなプラス面だけではない。経済ばかりでなく、政治情勢の面でも、世界に深刻な影響を与えるリスクがあるのだ。 原油価格を左右する要素には3つある。第1に需要と供給、第2に地政学的なリスク、第3に金融市場だ。最近は金融市場の影響力が圧倒的に大きくなっている。その焦点の一つが原油先物市場であり、原油価格急落が金融市場全体に波及する「負の連鎖シナリオ」が懸念され始めているのだ。 また、原油価格下落は産油国の財政赤字に直結し、通貨は一斉に売られる。この現象が最初に生じたのが世界第2位の産油国のロシアだが、このマイナスの波は金融市場を通じて、産油国から新興国、さらに先進国、ひいては世界経済全体に甚大な影響を及ぼす可能性がある。特に懸念されるのが米国経済への悪影響だ。証券化されたジャンク債の発行などを通じて資金調達を行ってきた生産コストが高いシェール企業には大量倒産のリスクがある。サブプライ問題同様、米国発の金融危機の再来を招きかねないのだ。 さらに、新国王が就任したサウジアラビアは「内憂外患」の悩みを抱えている。影響力の拡大を続けるISIL(いわゆるイスラム国)の攻勢や「アラブの春」に失望した諸国民の怒りの高まりから、石油供給の中軸を担う中東地域が大動乱時代を迎える可能性もある。 原油価格の急落は、地政学的な状況の変化を伴いつつ、世界経済の屋台骨を揺るがしかねない。石油の100%を輸入に依存し、その8割以上を中東に依存する日本は大丈夫なのか?原油暴落が及ぼす経済・政治情勢への影響を読み解き、地政学的な思考に基づき、起こりうる危機的な事態への対応、日本のエネルギー戦略をも展望する。 内容(「BOOK」データベースより) 次に起きるのは、金融危機か?供給途絶か?原油価格下落の予想外に甚大な影響をエネルギー、経済インテリジェンスの専門家が、地政学の観点から読み解く。 著者について 藤 和彦(ふじ・かずひこ) 1960年愛知県生まれ。1984年通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー政策などの分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣参事官)、2011年に公益財団法人世界平和研究所に出向、主任研究員 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 藤/和彦 1960年愛知県生まれ。1984年通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー政策などの分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣参事官)、2011年に公益財団法人世界平和研究所に出向、主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

原油暴落で変わる世界の詳細

本のタイトル : 原油暴落で変わる世界

作者 : 藤 和彦

ISBN-10 : 4532356393

発売日 : 2015/3/26

カテゴリ : 本

ファイル名 : 原油暴落で変わる世界.pdf

ファイルサイズ : 29.22 (現在のサーバー速度は24.83 Mbpsです

以下は、原油暴落で変わる世界に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

帯にあるように金融危機がくるかも知れません.原油の供給が途絶する危険もあります.本書の’’おわりに’’ に, エネルギー安全保障は「国家百年の計」とある.今はそれを考えるチャンスです.エネルギー問題の専門家,藤和彦さんの主張を私なりに紹介します.わが国の経済は中東産の原油や液化自然ガス(LNG)でまわっている.単に中東依存では先行きが不安定になるのは避けられません.早い話,中東から日本への海路には,ホルムズ海峡とマラッカ海峡という世に知れた海の難所であり,狭くて,浅くて,流れが速くて船舶は座礁しやすい.政情不安もある,海賊もでる.更にはテロやら諍い,あるいは戦争に巻き込まれる危険がある.で,著者はエネルギーの安全保障のためにロシアからサハリン経由で日本へパイプラインを敷設し,天然ガス(メタン)を輸送する,この手を薦めています.ロシアもビジネスになるから乗り気です.日本でも「サハリン・パイプライン計画」が既に始動しているそうな(201頁).想定しているパイプラインは総延長1350km,建設費は6000億円です.日本では福島第一事故を機に安価な天然ガスの確保が喫緊の課題となってきました.メタンは化学式ではCH4です.つまり炭素1に対して4つの水素が結合している.水素は熱量が多く,メタンを多く含む天然ガスは効率よく発熱し(216頁),しかも炭素の比率は小さいので燃してもCO2の大気中への放出は少なく,環境負荷が小さい.だから究極の化石燃料と見なされている.とは言え燃せばそれなりにCO2は発生するから,燃さないで済めばそれに超したことはありません.メタン・パイプラインの敷設がドンドン普及すれば「究極の化石燃料」使用のためにCO2蓄積は加速するでしょう.温暖化が牙を剥き始めた昨今,究極の化石燃料乱用の危険を私は懼れます.石炭,LNGの代替としてメタンを使いつつ環境負荷のない自然再生エネルギーの活用に注力しする.それが本筋だと私は思いますが,この面で日本は欧米に大きく遅れをとっています.メタンを究極の化石燃料と見なしているこの本の姿勢に私は疑問を感じ,賛同できません.話は変わりますが,この本は中国脅威論の下に書かれています.言うなれば反中国的ムードが全編に漂っている. 2014年のGDPは中国は10兆ドル,それに対して日本は半分以下の4兆ドルです.こんなに差があるのに何故中国は尖閣列島をとりにいかないのかと,中国ではネットで騒いでいる(234頁).今や大国意識で舞い上がった中国を牽制するためにも日ロのパイプライン敷設は地政学的に有効だと著者は熱弁を奮います.そうかも知れません.それよりも私は日本とロシアがパイプラインで結ばれ,結果,潤沢にメタンガスが日本に流れ込めば日本の社会が変わっていく.私はそのことを期待します.