Global IT Innovator!変える力を、ともに生み出す!「9613 (株)NTTデータ」
データ通信やシステム構築事業を行っている、日本のシステムインテグレーターです。
システムインテグレーターとは、情報システムの開発において、コンサルティングから設計、開発、運用・保守・管理までを一括請負する情報通信企業です。
ITサービス会社(information technology services company)と説明した方が分かりやすいですね。
NTTデータ は、NTT傘下ということもあり、情報サービス事業では業界最大手です。
日本電信電話 (NTT) のデータ通信事業本部を源とし、同社が発行済株式総数の54.18%(2006年(平成18年)3月31日現在)を所有する子会社でNTTグループ主要企業の一つです。
省庁、金融機関向けシステムに強みがあり、国内外でM&Aに積極的です。
その歴史を見てみると、1966年(昭和41年)、日本電信電話公社はかねてよりの念願だったデータ通信サービス実施の認可を受け、翌1967年(昭和42年)に「電信・電話に次ぐ第三の通信、データ通信」を掲げデータ通信本部を設立しました。
主に官公庁・金融向けシステムの開発を行い、全国地方銀行協会システム(ACS、1968年(昭和43年)稼動開始)や、全国銀行データ通信システム(全銀システム、1973年(昭和48年)稼動開始)、気象庁地域気象観測データ通信システム(アメダス、1974年(昭和49年)稼動開始)、郵便貯金システム(1978年(昭和53年)稼動開始)、社会保険システム(1980年(昭和55年)稼動開始)、共同利用型クレジットオンラインシステム(CAFIS、1984年(昭和59年)稼動開始)、都銀キャッシュサービス(BANCS、1984年(昭和59年)稼動開始)等といった日本の基盤となるシステムを構築してきました。
1985年(昭和60年)に日本電信電話株式会社が発足するとデータ通信事業本部へ改組され、1988年(昭和63年)5月23日 にはエヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社として分離独立(データ通信事業本部に属する営業を譲り受け、営業を開始したのは同年7月1日)。
その後1995年(平成7年)に株式上場し、1998年(平成10年)には創業10周年の節目とコーポレートブランドとしてNTT DATAが定着していたことから株式会社エヌ・ティ・ティ・データへと商号を変更し、現在に至ります。
2007年(平成19年)3月期決算において、国内SI事業者としては初の売上高1兆円を突破しました。
今は、公共分野を始めとする国内市場の成長鈍化に対し、海外ITサービス企業へのM&Aを基本とした成長戦略を軸に据えています。
これは、ITサービス事業者として見た場合、国内では富士通、日立製作所に次ぐ第3位の売上高であるものの世界規模では第15位と大きく出遅れていたためです。
2012年度には海外売上高3,000億円の達成と、海外拠点50カ国への拡充を計画し、2012年(平成24年)3月期決算において、連結売上高1兆3千億円を達成しています。
国内においてもシステム開発などSIから脱却し、ITソリューションの拡充とグループ会社を横断したサービス提供を経営目標としています。
2016年6月24日 金曜日 10:13 都内
投資判断ですが、時価総額は売上高より若干低い水準です。
営業利益率が5%以上あり、財務もまずまずが、何より目を引くのは、売り上げが伸びていることです。
そして1Q及び今期の業績予想も良好です。
チャートでは上値を押さえられて下落トレンドですが、その理由は信用買いが多いことによるものだと思います。
ファンダメンタルからいえば買えると思いますが、単元株が50万円することから、実際に今回買うかどうかとなると、私の投資判断は今回は見送ります。
信用倍率が好転したら、買いたいですね。