【防災】橋梁の修繕計画について(代表質問より)
まもなく東日本大震災から10年を迎えますが、地震大国である日本においては、同じ様な巨大地震に、いつ見舞われるかわかりません。
今後30年以内に、70%の確率で発生すると予測されている「首都直下地震」は、マグニチュード7規模の大地震といわれており、千葉県においても震度6強の激しい揺れが想定されています。
震度6強以上の地震によるライフラインやインフラへの影響については、広い地域でガスや水道、電気の供給が停止すると予想されており、道路においては橋梁への被害も想定されています。
国では、道路インフラについて点検を行い、その結果を「道路メンテナンス年報」として取りまとめ、橋の状態を「健全」から、「予防保全段階」、「早期措置段階」、「緊急措置段階」までの4段階に分けて公表しています。
災害時における避難や救助、また救援物資を迅速、かつ確実に輸送するためには、日頃より緊急輸送道路や老朽化したインフラの維持管理を欠かすことはできません。
そこで、県が管理する橋梁において、一巡目の点検で「緊急措置段階」および「早期措置段階」と判定された橋の数とその修繕の対応状況について確認しました。
「緊急措置段階」および「早期措置段階」の橋数と修繕の状況は?
橋梁点検については、一巡目の点検を平成26年度から平成30年度までの5年間で行っており、県が管理する2,153橋のうち、緊急措置段階の橋梁は2橋、早期措置段階の橋梁は260橋となっております。
これまでに、緊急措置段階の2橋については修繕を完了しております。また、早期措置段階の橋梁については、38橋の修繕を完了し、現在、113橋の修繕を行っているところであり、残る109橋についても、できるだけ早期に修繕を実施できるよう取り組んでまいります。
【参考資料】