ボトルネックを解決する方法は意外と簡単
2021.02.19 02:00
ある程度働いている人で、ボトルネックを知らない人はいないと思う。
私も長年仕事しているが、ボトルネックという問題と言うか現象と言うか。
人間の性だと思うが、毎日のように何らかでこのボトルネックと闘っている。
仮にボトルネックという言葉を知らなくても、以降のように説明すると殆どの人が経験があるし、今、経験中かもしれない。
ちなみに、ウィキペディアによると、こういう風に解説がある。
実は、私も今回初めて調べてみた。
そのまま引用する。
システム設計上の制約の概念。英語の「瓶の首」の意。一部(主に化学分野)においては律速(りっそく、(「速さ」を「律する(制御する)」要素を示すために使われる)、また、隘路(あいろ)という同意語も存在する。
80-20の法則などが示すように、物事がスムーズに進行しない場合、遅延の原因は全体から見れば小さな部分が要因となっており、他所をいくら向上させても状況改善が認められない場合が多い。このような要因部分を、ボトルネックという。
瓶のサイズがどれほど大きくても、中身の流出量・速度(スループット)は、狭まった首のみに制約を受けることからの連想である。
実際、私も経営者になって、何度仕事の会話で使ったことか。
ただ、それは、不思議とほとんどが社内の会話である。
考えてみたら、お客様や他のステークホルダーなどとは、こういう話をしない。
話していたら、不自然である。
例えば、私が、銀行の人に、
“私がボトルネックになっていまして、事業が停滞しているんです。”
あるいは、
“新規事業が沢山あるのですが、私がボトルネックで着手できないのです。”
こんな風に仮に話したら、一発で経営者失格だ。
この話を詳細に書くと長くなるが、シンプルに説明を追加すると。
経営者、特に経営トップの役割は、そういう課題があるのなら、自分の代わりをスカウトしてでも、外部委託してでも進めるのが常識である。ボトルネックは経営者クラスが使う言葉ではない。
と一蹴されるだろう。
当然、私もそう思っているので、創業以来、自分自身の事で、身内以外に、ボトルネックになっていまして・・という話などしたことがない。
もちろん、20代の会社員の頃は、ボトルネックになる事は多々あったと思うが、それは上司や周囲は感じていたかもしれないが、その頃はあまり自覚がなかった。
ところが、社員を雇用し、組織的活動に責任を持つようになると、当然、トップの立場から全体の陣容を把握して、役割分担と責任の明確化と共に、日々の業務が適正に円滑に履行されているか?
に目配せが必要だ。
そして、それが公平・公正な人事評価制度に則って、一人一人社員の評価がタイムリーになされていて、そして順調に経営活動が前進する・・