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近藤昇オフィシャルサイト

どんな世界でも一流の人と接すると、この上なく楽しい

2020.12.28 06:40
どんな世界でも一流の仕事をする人はいる。

ものづくり、農業、アート、メディア、事業プロデューサー、医療、料理、建築・・

挙げていけばきりがない。

 

一流がした仕事とは、質が良いのは言うまでもないが、多くの付加価値がある。しかも日本であれば納期も予算も厳守だ。

 

さらに超一流と言う言葉があるが、私は一流が最高レベルと考えるのが自然だと思う。

超一流を設定して、わざわざ、一流の価値をぼやかす必要はない。

 

二流、三流が世の中多い中で、一流は、多く見積もってもどんな世界にも上位10%だと思うし、2、3%の世界もある。超一流は、結果が想像以上にすごかった。評判になったなどの、実力以外の要素もあると思う。

 

では、1流の人達の仕事とは何か?である。

一言で言えば、妥協しない。に尽きる。

 

もちろん、人間には限界がある。

だが、ほとんどの場合、限界は脳の思い込みだ。

一流の人は、その限界がないに等しい。

できると確信している。

そして結果に徹底的にこだわる。

プロセス重視は当たり前である。

 

 

 

2001年発刊の“金持ち父さん貧乏父さん”という本が流行った。もう20年近く前の本で、本の内容はほんどん覚えていないが、こういう本はたった一つの本質を伝えるために、色々と事例やエピソードが並ぶ。

 

この本で強烈に今でも残っていることがある。

貧乏人は金持ちを運のよい人と思っている。一方で、金持ちは努力の結果だと思っている。

もちろん、例外はあるが、私はこのことは他の事象に当てはまることが沢山あると思う。

 

当然、仕事にも当てはまる。

一流の人とそうでない人の差は努力である。

私も40年近く働いてきて想うことは、やはり一流の人と仕事するととても楽しい。

仕事のやり方や考え方が、分野が違っていても、全く同じだからやりやすい。

それこそ、日本人が得意な阿吽の呼吸が発揮できる。

 

一流の人同士は、お互いが良い刺激になり、少しでもプラスアルファをしようとする。お互いの依存心は全く存在しない。お互いにゾーンが創出されるのである。

 

一方で、そうでない仕事と言うのは、数人のチームだとしたら、お互いが中途半端に譲り合うし、妥協が始まる。平均的な結果で終わる。達成感もあまりない。

 

私はこれから何年働くかは分からない。

このブログでも書いたが、生涯現役、生涯現場でいることは決めているが、どこで何をするかは全くの未知数だ。

 

今後の人生で、全ての仕事や何かの社会的活動を一流の人とのみするのは現実的に不可能だ。

 

逆に、私が今後、一流の人と仕事する機会を失ってしまったらどうなるだろう。川が低きに流れるように、結局は、二流、三流の仕事しかできなくなると思う。

ある意味、常にそれに抗う努力が必要だと思っている。

 

一流の人達と仕事するときに、一番の価値は、そういう世界の緊張感だと思う。トップレベルのチームで、ハードルの高い目標に向かって切磋琢磨する。

 

当然、自分にとって専門外のことだらけかもしれない。逆に言うと、相手も同じ立場だ。自分の専門分野は、全体として見れば、絶対のパーツである。こういう時は、プロチームの不可欠なパーツでありたい。

自分の代わりはいない。相手の代わりもいない。こんな集まりで、今後、スリリングでチャレンジングな仕事をしていきたいと思っている。

 

その一方で、これから一流を目指す人達にも機会を創ろうと思う。

やはり、一流になるためには、一流の人の存在を知って、少しでも絡んで刺激を受けることが何よりも大切だと思うからである。

 

以上