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近藤昇オフィシャルサイト

三方良しは大事だが、それだけでは間に合わない時代

2020.12.26 05:55
売り手良し、買い手良し、世間良し。

 

余りにも有名な近江商人の商売哲学、経営哲学である。世間良しというのは、今どきで言えば、社会貢献だ。

 

最近では、これがさらに進化している。四方良しを唱っている人や企業は多い。

会社であれば、従業員が加わったり、家族やパートナーも加わったりだ。

中には、八方良しを提唱する人もいるようだ。

 

使い方は自由なので、気持ちさえまっすぐであれば、四方でも五方でも良いと私は思う。

 

人間は日々の忙しさの中で、自分を失いがちになる。経営者が儲けばかりを追求して、自社最適に走る。

知らず知らずにエゴが頭をもたげてくる。

情報の洪水もエスカレートしている。

そして、人の意見に振り回される。

毀誉褒貶の声も増大する。

 

こんな時代に社会のこと、顧客のこと、会社のことをバランスよく考えて経営することは難しい。

だからこそ、今、三方良しが脚光を浴びるのだと思う。

経営者はブレないことが何よりも重要である。

また、渋沢栄一論語と算盤も、またまたブームになりつつある。

大きなバイオリズムで言えば、今は、渋沢栄一が必要な時代だと実感する。

こういうブームそのものを客観視すると、これまた、人間とはぶれやすいとつくづく思う。

 

近江商人は江戸時代。渋沢栄一は明治時代。

コロナ禍の影響で、温故知新の大切さに気付いた人は多い。

原点回帰も近い言葉だ。

 

かつての日本に、日本人の進むべき道がある。

そういう私も、

自分自身の人生の原点は何か?

経営者として何をなすべきか?

を毎日考えている。

そして、私もこの三方良しを日々反芻している。

私が一つ加えて四方良しとするなら、それは未来良しである。

 

 

 

人間は本能的には、自分だけ、身内だけ、仲間だけ、ここだけ、今だけの行動だと思う。

社会的動物でもあるが、いずれも生きている間だけの行動である。

 

今は、ITが発達したこともあり、過去と今と未来がどんどんつながっていく。

今、私たちが行っていることの結果は未来につながっている。

 

そのつながりの中で、一番影響するのは記録である。記録で未来に残す、伝えることが出来る時代なのである。

 

未来良しは、未来に残しつなぐことと考える。

 

CSR(社会的責任)には長年、日本の大企業中心に取り組んできたが、焦点は今だ。

少なくとも私が知る限りは、この社会的責任に関しては、今に焦点が当たってきた。当然、今の大ブームのSDGSも今だけでは意味がないが、今だけ見ている活動が多い。

 

新興国に目を向けることは未来を見ることであると考えている。

だから、SDGsをするなら、新興国からが私の考えである。

 

そもそも、三方良しの商売に見えても、今は、不道徳な見えざる手が横行しやすい。

まずは、必要なことは、商売の見える化と基本的な道徳教育だろう。

未来のために、今必要なことに取り組めば、自然とこの道は開けてくると考える。

 

以上