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MINDSオーナーのちょっと一休み

宝物

2016.10.14 14:41

「ありがとう」の言葉にひかれてつい買ってしまった。

私は「ありがとう」の言葉を使い慣れていない。

最近はこの魔法の言葉「ありがとう」をたくさん使うように心がけている。

今は「ありがとう」って言っても何も返ってこないことの方が多い。


ありがとう

ありがとう

ありがとう

ありがとう

声に出して言ってみる。


なぜか子どもの頃のことを思い出した。

私が小学校1年生の遠足の時だ。

私の両親は共働きで、たぶん付き添えなかったのだろう。

その時の写真に写っているのは6年生の兄だ。

兄と2人でその時に買ってもらった「ポンポン船」を誇らしげに持って写っている。

小学校6年生といえば、まだ本当に子どもだ。

今、私は兄と休みが違うので、なかなか一緒に過ごすことは少ない。

それほど仲がいいとも言えない。

でも、この時のことを思い出すと、「兄弟の絆」「家族の絆」を心の底にじわっと感じる。

「ありがとう」


やはり小学校低学年だったと思う。

庭で一人で遊んでいると、母が家から出てきて10円玉を磨いてくれという。

黒ずんだ10円玉を砂でこすると、だんだん赤褐色の銅の色になってくる。

「ほら、綺麗だろ。」

2人で並んで、10円玉を庭の砂で磨いている。

記憶がぼんやりしているが、多分母は私と遊んでいるつもりだったのではないか。

いつもは大勢で遊んでいる私が一人で遊んでいたものだから、ちょっと気を使ったのかもしれない。

この時のことを考えると、胸がじわっと酸っぱくなる。

「ありがとう」


なんとも、人には何も感じられないような出来事です。

でも、私の中ではものすごく胸の奥深くに、大切にしまわれている記憶です。

時々、ふっと顔を見せる宝物です。