健康って?養生って?
「健康」って気になりますよね。
でも、この言葉は本来日本語にはなかったそうです。
その代わりにあった言葉が
「養生」
この「養生」という言葉には、『よく死ぬために生きる』という意味があり、死が中心にある考え方です。
「健康」という考え方は、『いかに死なないか』という意味合いがあり、養生とは真逆の考え方になっています。
何故そうなったのかというところに、「魂」という概念が関わっているそうです。
「魂」という概念が欠如した為に健康という概念が生まれて来たということ。
「風邪の効用」の著者である野口晴哉さんは、
『人間誰でも死にます。それ故、生きている人間の中にはいつも死があります。十年生きたことは十年死んだのであります。』
と語っています。
「十年生きたことは十年死んだこと」
う〜ん、どういう意味!?
生きている間は常に死と向き合っている。
だから生きているということは…
時代劇にはよく「養生所」という、今で言う病院が出てきますね。
だから私は「養生」というのは病気を治して元気になる事で、その場所が「養生所」だと思っていました。
でも養生所は病を治すだけでなく、よく死ぬ為にあったのだと❗️
野口氏曰く
『魂があるかないかはどちらでも良いが「ある」と考えて生きる人の目には輝きがある』
魂は不滅だと確信できれば、死はただ経過するだけのものだと!
人の人生は海から生まれて、ただ生まれた海へ還る間だけの事。
ならば、海へ還るまでの間、目が輝いている人生を送らなければ勿体ない❗️
「死に様は生き様」
以前こう言われた事があります。
自分が生きてきた様が、そのまま死に様になる。
ならば、美しく死ねるように今から生きよう❗️
死んだ後も、みんなに笑顔で笑話のネタにして貰えるような楽しい人生を送れたら最高かな(笑)