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ミャンマーの眼

ミャンマー政変からもうすぐ1か月

2021.02.26 11:49

前回、とにかく暴力沙汰になって悲劇や混乱が起こることなく平穏に

前に進んでほしいと書きましたが、残念ながら軍側の卑劣な工作や

弾圧など、まったくひどい状況です。死者も出てしまいました。


デモは拡大の一方。

仕方ないですね。

軍は昔からちっとも変っていない、人権無視で残忍などうしようもない

集まりであることが次々と露呈してきたわけですから。


軍や警察のせいで治安がどんどん悪化していることが残念でなりません。

今日は私の家のあるサンチャウン地区で日本人のジャーナリストが警察に

拘束されました(その後無事解放されたようです)。


サンチャウンにはミャンマー人、日本人の親しい人が何人も暮らしてますし

何か危険な状況に巻き込まれないか本当に心配です。

治安の維持を警察に頼れない状況、むしろ警察が信用ならない、危険という

この状況、日本では考えられないことですが現地の現実です。


以前のブログと合わせると2007年から14年間ブログを書いて来たわけですが

こんなにも辛く重い気持ちで書いたことは今までありませんでした。

ミャンマーの良いことばかり写真や文章で紹介して来ましたからね。

早くまた現地の明るい話題をご紹介できるようになるといいのですが。


写真は2011年、民主化されて間もない頃のヤンゴンの街角。

軍政時代には絶対にありえなかったアウンサンスーチーさんの写真が

堂々と貼られていることに驚き、感動したものでした。


それまでは公共の場での政府批判や、スーチーさんの名前を口にすることも

危険な程の言論統制と監視社会の時代がありました。

絶対にそんな時代に戻るようなことを許してはいけないと思います。


路上のポスターなどを売るお店。