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寄りかかれるような優しさを

2016.10.16 11:11

突然の不幸がありました。


先週ちょうど、

「あぁ、この人がいてよかった」

と思った人でした。


会議でふにゃふにゃな議題をあげてしまい、しょんぼりしていた私に、声をかけてくれたのです。

ちょっとした笑いと地元トークとともにに、相談にのってもらって、やる気を取り戻したところでした。


「意外と優しい」という言葉が、とてもしっくりくる人でした。

普段はそうでもないのに、寄りかかりたい気持ちのときにだけ、そっと寄りかからせてくれるような優しさのある人でした。


言葉にしてそう言われたことはないけれど、「たまには論理的に正しくなくたって、いいんだよ、大丈夫だよ」という空気感が、行き詰まったとき心地よくて、私には必要でした。きっとほかのたくさんの人にとっても。

そう、先週あらためて思ったばかりなのに。


衝撃と悲しみで、まだみんな言葉少ないけれど、ぽろぽろとでてくるのは、そういう寄り添って、守ってくれたようなエピソードばかりです。

普段はふざけているのに、ふとしたときに、たくさん揺るぎない優しさを、いろんなところでみんなに、与えていたみたいです。

みんな、まだその存在なしで、どう前に進めばいいんだろうと、呆然としているかんじがします。

私より長く深く、時間をともにしてきた方々はたくさんいて、その喪失感ははかり知れません。



先週相談していたとき、「はい、おしまい」と言われても、なぜかその場から離れることができませんでした。もう少しなにか話すことがある気がしたのか、もう少し安心していたかったのか。

3回目ぐらいの「はい、おしまい」でやっと席を離れた私は、なにかを予感していたのでしょうか。


相談するなかで、来週以降一緒にいろいろする計画も立てたところでした。

その来週がないなんて、1ミリも想像していなかったから、タイムリープもののSFみたいに、他の世界線に迷い込んだんだと、なかば本気で思ったぐらいです。

中島らもについて、来週話そうかなとか思っていたのに。そういえば、前田敦子の話もしようしようと思って、せずじまいでした。


眠れないから、やばいやつみたいにアロマを染み込ませたタオルをスーハーしながらふとんにくるまったり、あまり行かない飲み屋に行ってみたり、ヨガをしてみたりしています。


電車や仕事中に、ふと涙があふれることはあるけれど、まだまともにたくさん泣いてはいないです。

涙を流して悼んだ方がいいのはわかっているけれど、まだ現実から目を背けていたいみたいです。


でも、そんなことずっと言っていられませんよね。

私も押し付けがましくなくて、そっと寄りかかれるような心強い優しさを、持つ人になろうと思います。


心からご冥福をお祈りいたします。