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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

知られざる「ジャック・オー・ランタン」の物語

2016.10.16 15:00



カボチャですね。



カボチャといえば、ハロウィンですが、

どうしてハロウィンにはカボチャなのか、知っていますか?

今日はその謎に迫ってみましょう!

そこには、壮大で不思議で、どこか切ない圧倒的な物語がございました!!



勉強犬のお散歩シリーズ、

本日は「ハロウィン」がテーマです!!








そもそもハロウィンって何ですか?Wikipedia博士。

ハロウィンは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。



さすがWikipedia博士。なんでも知ってますね。

でもでも、その行事でどうしてカボチャを使うのでしょう。

ハロウィンでカボチャが使われるのは、

「ジャック・オー・ランタン」というお化け提灯。

そこに隠された不思議なストーリーを、

本町講師もといHOMEブログ特派員のE先生が調べてくれました。



以下、日本昔話調でご覧下さい。






むか〜し、むかし、

ヨーロッパはアイルランドという島国に、

ジャックというそれはそれは大層な悪人がおったそうな。



ジャックはいつも酔っ払っていて、

ケチで乱暴で人を騙してばかりおったそうじゃ。

「困った困った」と街の人達は、

頭を抱えるばかりじゃった。



(転調)



ハロウィンの夜がやってきました。

ハロウィンの夜は、この世とあの世の境がなくなり、時の止まる夜。

悪魔たちは、この機会に人間たちに取り付こうと張り切ります。



ジャックがいつも通り酒場で酔っ払っていると、

地獄からやってきた悪魔が突然隣に現れました。

「お前の魂をもらうぞ」

ジャックはとても落ち着いた素振りでお酒を飲み干すと、悪魔に向かってこう言いました。

「よしわかった。私の魂はあげよう。でもその前にこのお酒を一杯ご馳走してくれませんか?」

悪魔は一杯ぐらいいいかと思って、そのお酒を買うコインに変身をしました。



すると、ジャックはそのコインを素早く自分のお財布の中に入れました。

悪魔はお財布から出たいのですが、ジャックがお財布の口を固く閉じていて出られません。

悪魔は「出せ!」と叫びます。

ジャックは「出して欲しければ取引をしませんか?」と言います。

「なんでも聞くから出してくれ!」悪魔がそう言うと、

ジャックは今後10年自分からは魂を取らない旨を約束させて、

悪魔をお財布から逃しました。



悪魔とジャックの因縁はそこから始まります。



10年がたったハロウィンの日。

悪魔は再びジャックの元を訪れます。



「やぁ、悪魔さん。久しぶりですね。私もいい加減あなたに魂をお渡ししようと思っていたんですよ。でも、ちょうど今日、この木にりんごがなったのです。最後にあのりんごを取ってくれませんか?」

悪魔は悪魔のくせに意外といいやつです。

これでやっと魂をもらえる!と意気揚々と木に登ります。



すると、ジャックは素早く木の幹に十字架を刻みました。

悪魔は十字架が怖くて下に降りることができません。

悪魔は「降ろしてくれ!」と叫びます。

ジャックは「降ろして欲しければ取引をしませんか?」と言います。

「なんでも聞くから出してくれ!」悪魔がそう言うと、

ジャックは今後絶対に自分からは魂を取らない旨を約束させて、

悪魔を木から降ろしました。



そんな悪魔をも騙したジャックにも、

この世界とのお別れの時は訪れます。

そうです、死です。

ジャックは年を取って死んでしまいます。



しかし、人を騙したり乱暴をしたり、悪人だったジャックは、

もちろん天国に行くことが出来ません。

仕方なく地獄の門をたたいたジャックは、

そこであの悪魔と出会います。



「地獄へ入れてくれ」ジャックは言いました。

「いや」悪魔はにやりと笑います。

「お前を地獄には入れられない。約束で、お前の魂は取れないからな」

「なんだと?じゃあどこへ行けばいいんだ?」ジャックは詰め寄ります。

「さぁな。元居たところにでも戻るんだな」と悪魔は地獄へ戻っていきました。



ジャックはとぼとぼと来た道を戻り始めました。

その道はとても暗く、ひどく冷たい風が吹いていました。

真っ暗では道がわかりません。ジャックは絶望に震えながら、叫びました。

「私に灯りをくれ」

意外といいやつな悪魔は、「仕方ないなぁ」と、

地獄の炎の残り火をジャックにあげました。

ジャックは自分の好きなカブの中にその火の塊を入れて、提灯を作りました。



この世とあの世の狭間をさまよい続けるジャック。

そのジャックが持つ提灯は、いつしか死んだ人々の魂のシンボルとなりました。



このお話がアメリカに伝わると、

アメリカでは親しみのないカブが、

たくさん採れるカボチャになりました。



これが知られざる「ジャック・オー・ランタン」の物語。






カボチャ、関係ないやん、という突っ込みは、

アメリカにしてやって下さい。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

何事もストーリーから知ると、理解が深まるね。勉強に応用できるかな。