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ブライドルレザーのダレスバッグ ~その5~

2016.10.17 06:35

さぁ、五回目まで来てしまいました。

今回こそ出来上がりそうな予感です(笑)

第一回から読み続けてくれた方々。お疲れ様です。

今回で終わります!たぶん…

さ~!張り切って参りましょう!



前回、すべてのパーツが揃ったので、今回は組み合わせていく作業から。

まずは背胴とマチをドッキング。

ここのバランスがずれると出来上がりもずいぶん違ってくるので、慎重に。

全面貼れたら次は縫っていきます。

マチ側には縫い穴をあけてないので、菱ギリであけながら縫っていきます。

なんで事前にあけておかないかというと、胴とマチはサイズが大きいので、貼りつけの際どうしてもずれる部分などが出てきます。

そうして発生したズレを、マチの方をはみ出させることで修正していってるんです。なので、大きいところでは1~1.5mmほどもマチをずらしながら貼っています。

事前に穴をあけてたら、1.5mmも穴位置がずれたらえらいこっちゃですね。

というわけで、後で修正がきくようにマチには縫い穴はあけておかないということでした。

なんかクイズの正解説明みたいになってますが(笑)

背胴が縫えました。

お次は前胴を貼りつけます。

で、こちらも縫い終わりました。

下の角を取っておきます。

調整した際にはみ出たコバを、革包丁で荒断ちしておきます。

サンドスティックで整えます。

面取りします。

今度はサンドスティックの細かい方で、面取りしたところも一緒にきれいに慣らしていきます。

染色します。

今回は革がネイビーなので、糸とコバをブラックにして締めてみました。

左側が染め終わり。右がこれからですね。

乾いたら、1000番のペーパーで整えます。

トコノールを塗って。

ひたすら磨きます。

ある程度磨きましたが、まだまだ粗い部分もあるので、、、

次は、500番→1000番→2000番の順番で綺麗にしていきます。

一度トコノールを入れてるので、少しかっちりして磨きやすくはなります。

磨き終わったら、もう一度トコノールを塗って磨きます。

最後にワックスを塗りこんで、、、

乾いた布で拭けば、いい感じの光沢がでましたヽ(^o^)丿

胴部分の作業はこれで終了♪

さてお次は、口枠の取り付け。

まずは胴部分にノリを塗って乾かします。

口枠の縫い代を荒らして、ノリを塗ります。

ドッキング♪
これがけっこう大変です。

何せ革がしっかりしてるのでなかなかきれいにハマりません。

いよいよ最後の工程、口枠の縫い付けです。

胴部分はどちらにも縫い穴をあけてるので縫いやすいです。

サイド部分は菱ギリで貫通させながら縫います。

胴のツマミも一緒に縫います。

内側にはロゴベロをつけます。

この辺の工程は地べたが一番やりやすいです。

最後にベロの長さ調整をして、縫いこんでいきます。

縫製が終わったら、取っ手をつけて完成!

サイドと底のヌメ革部分は、染色してるので、油分が抜けてカサカサ。

なので、たっぷりオイルを補給してあげます。

鞄の底に、中敷きをしいてオールオッケー!

あとは掃除して終わり~♪

横のシルエットはこんな感じ♪

丸っこくていい感じです。

内部は、両サイドは書類等入れ、真ん中は大事なもの入れる用にピッグスエードで高級仕様♪

クロコもたっぷりのスペシャルブライドルダレス、これにて終了~ヽ(^o^)丿

全五回に渡ってお送りしてきました製作日記。

いかがでしたでしょうか?

作るのも大変ですが、この記事をまとめるのもめっちゃ大変でした(笑)

だいたいの作業工程は載せましたが、本当に細かい作業は写真を撮ってないので、載せてません。

この製作日記は実際の工程の3分の2くらいだと思っていただければ♪

次回の製作日記は何にしようかな~。

よければまた見てやってください♪

長々と読んでいただきありがとうございます。



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