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Antonio Electronic Books 2021

鳥瞰図!本ダウンロードepub

2021.01.19 05:26

鳥瞰図!

, 本渡章


によって 本渡章

3.9 5つ星のうち 3 人の読者

ファイルサイズ : 23.93 MB

内容紹介明治36年(1903)、ライト兄弟による人類最初の動力飛行機が大空を舞った。その10年後、ある日本の絵師が1枚の鳥瞰図を発表した。のちに「大正の広重」と呼ばれることになる吉田初三郎である。初三郎の登場をきっかけに、やがて日本に空前の鳥瞰図ブームが訪れる。遊覧旅行の世界的な流行の波にも乗り、列島を空から見下ろす鳥瞰図は人々の心を広大なパノラマへと解き放った。空前の鳥瞰図ブームはなぜ起きたのか。20世紀日本の風景や社会を色濃く反映しながら発展していった、鳥瞰図というメディアの魅力を読み解きます出版社からのコメント明治・大正・昭和、大観光時代から現代、日本が熱狂した「パノラマ」の誘惑。近畿圏、東京・横浜~四国・九州。。。全国各地の鳥瞰図をオールカラーで収録!内容(「BOOK」データベースより)大観光時代の日本が熱狂した、パノラマの誘惑。吉田初三郎を中心に、江戸時代から21世紀の絵師まで東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸・奈良・北海道・広島・福岡…日本全国の鳥瞰図を約100点収録。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)本渡/章 1952年生まれ。作家。編集者などを経て文筆業に。1996年、第3回パスカル短篇文学新人賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ファイル名 : 鳥瞰図.pdf

鳥瞰図!を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。

第1章の「吉田初三郎が見たパノラマの夢」が本書の分量の半分ほどを占めます。大胆なパノラマ地図を描き続けた吉田初三郎の鳥瞰図を満喫できる内容となっていました。実に素晴らしい出版物だと思いました。収録された吉田初三郎やそれ以外の絵師の鳥瞰図を眺めていると、その価値を実感できるはずです。近年富に吉田初三郎の業績を再評価しようという機運が高まっています。作品を通して対象物をどのように描こうとしたかを分かりやすく丁寧に解説してありました。収められた図版を眺め、本渡章さんの解説を読むことで、吉田初三郎の生み出した独特の鳥瞰図の世界に関心を持つ読者が生まれることを思うと、本書の価値は図り知れません。全作品を貫いている普通の地図の感覚とは全く違う大胆なデフォルメは芸術作品としての魅力も併せ持っていると思っています。本書の図版のほとんどはカラーですし、掲載されている鳥瞰図もかなりの数に上っていました。それでも生涯に1600点以上描き上げたと言われているその全貌を考えると気が遠くなりますが。37pに叡山頂上一目八方鳥瞰図が掲載されていました。360度の眺望を1枚の作品に仕上げています。近年360度を撮れるカメラがありますが、1926年に既に鳥瞰図でそれを描いているわけですから、凄いものです。56pの「瀬戸内海航路図絵」は東西を逆に描いるという斬新さに驚きました。当時の大阪商船の航路がそこに示されています。自宅のポスターにしたいほどの出来栄えです。アーティストですね。なにしろ吉田初三郎の残した全国各地の作品を眺めていると、その業績と功績の大きさに圧倒される思いです。絵師としての力量の確かさも伺えました。吉田初三郎以外の素敵な鳥瞰図も数多く掲載してありました。金子常光、新美南果、吉田義人、内田忠一、伊藤幾久造など、知らない絵師の素晴らしい作品も見ることができます。北斎、広重なども俯瞰した絵図を作成しており、それらを見ることで鳥瞰図の流れを知ることができます。178pには石原正さんの素敵な鳥瞰図が掲載されていました。ニューヨーク2000などもそうですが、以前別の本で石原正さんの素晴らしい作品と出会ったことを反芻しています。2005年にご逝去されています。182p見開きで、その作品の部分的ではありますが、見事な現代の鳥瞰図を眺めることができました。良書です。労作です。