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『ヒーローインタビューされたかった夜』

2016.10.17 14:52

さっき家の近所で

暗い路地から金髪外人女性がボクの方みて「ヘルプっ!!」って叫んでて

(もうこの時点ではじめての事やからちょっと困惑した)


「What's!?」ってイキッて言うたら

「Do you speak English!?」って言われまして。


「A little!!」って頑張って答えたら


本気の英語で永遠と喋られて…


「ちょ、ちょ、ヘルプヘルプッ!!」って

こっちが助けてほしくなって


全く会話が噛み合わんかったんやけど…


とりあえずかなり困ってる様子やった。






全く英語分からんくてテキトーな英語言いながら硬直してたら

「センキュー……。」って言って悲しい顔して去って行ったんす。





家帰って、ちょっと情けなくなって

一応ボク英検準2級持ってるから(もしかしたら3級やったかもしれん)

英検準2級の名にかけて、もっかい家出て金髪外人女性を探しに行った。






そしたらすぐ見つけて

相変わらず金髪外人女性さんたちは困り果ててたから

英検準2級(多分3級やわ)のプライドをすぐに捨てて、必殺スマホのアプリ使って

なんとか今の現状を聞き出すことが出来た。





要約すると

「旅行で日本に来てて、今日泊まるホテルの場所とオートロックの鍵の場所が分からへん」との事だった。





ボクの近所やから、ホテルの場所はすぐわかったんやけど

次はオートロックの鍵の場所を探さないといけません。





2人組の彼女らは

Wi-Fiも持ってない

電話も使えない

状態やったから


ボクのスマホから管理会社に電話する事に。






彼女らはボクのスマホを使って、必死に電話でオートロックの鍵の場所を聞き出そうとして

探そうとしてるけど

なかなか見つける事が出来ず…


結局ボクが管理会社の人とやりとりする事に。






そしてこの時ちょうどサラリーマンらしき人もボクと一緒に彼女らを助けようとしてくれた。



しかしこのサラリーマンはボクよりも流暢に彼女らと英語で会話をしてる。(ちょっと嫉妬)







まぁそんな事よりも早く鍵の場所を探さないといけないんで

管理会社の担当者から鍵の金庫の場所を聞いて探しまくる。






担当者のカタコト日本語&日本人でもわかりにく場所に鍵の金庫は隠されてたため

必死の思いでようやく鍵を手にいれる事が出来た。





これボクおらんかったら、確実に彼女ら野宿やったで?







「あったぞー!」って

汗かきながら、笑顔で戻ったら…

そのサラリーマンと金髪外人彼女らは

ボクの事そっちのけで楽しく会話してるではあ~~りませんか。






しかもそのサラリーマン、ちょっとカッコつけて「ノープロブレム!安心して!」みたいな事言うてたしな!!

 




いやいやいや!!

探してるんボクやし!!

お前何もやってへんやん!!!







鍵渡したら、渡したで

その金髪外人彼女らは「Thank You!!!!」って言うて、ちょっとハグして「じゃあね。」って………




もうちょい感謝しよや!!


めちゃくちゃ軽いやん…。







ほんでボクが帰ろうとしたら

そのサラリーマンがまたイキりだして

「部屋の前まで送っていくよ!」なんて言い出して。









ボク一人取り残されて

なんかちょっと寂しい感じで

今家に帰ってきました。








ボクん家から

そのホテル近いんやけど…

今窓あけたら、めっちゃ大きな声で

恐らく部屋の前でサラリーマンと金髪外人彼女たちが楽しく会話してる声が聞こえてます。







もうちょい称えられたかったなぁ。。


(終)