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カラーの染まる仕組み

2016.10.10 12:23

カラーの種類にて一括りにヘアカラー

といえど様々な種類があるのは先述し

ましたが、ここでは(なぜカラーは染

まるのか?)について説明したいと思

います。


■ 酸化染毛剤(永久染毛剤)

 一般的なヘアカラー

 1剤、2剤という2種類で構成されて

 います。

 1剤と2剤を混ぜたものを「混合液」

 と呼ぶのですが、髪に塗布すると1

 剤に含まれるアルカリ剤が髪のキュ

 ーティクルを開き、混合液が髪の内

 部に浸透していきます。

 浸透後2剤の過酸化水素が1剤のアル

 カリ剤によって分解され活性酸素を

 発生します。

 発生した酸素がメラニン色素を分解

 脱色し同時に1剤に含まれる酸化染

 料と酸化重合し分子が大きくなり髪

 の内部で大きくなり髪の内部に留ま

 り発色、定着します。

 脱色剤(ブリーチ)は酸化染料が含

 まれるておらず、酸化重合が起こら

 ないためアルカリ剤と過酸化水素に

 よるメラニン色素の分解だけが起こ

 ります。


■ 酸性染料(半永久染毛料)

 ヘアマニキュア

 健康な髪の表面にはプラスイオンと

 マイナスイオンが存在していて〔傷

 んでくるとpHが高くなりマイナスイ

 オンが多くなります〕、両方が釣り

 合っている状態にあります。

 酸性染料を塗布すると染料に含まれ

 る酸が毛髪を酸性に傾けプラスイオ

 ンの数を多くし、そして酸性染料の

 マイナスイオンが髪のプラスイオン

 と結合し、色を定着させて発色させ

 ます。

 酸性染料は分子が大きいので髪の内

 部には浸透せず、脱色することもな

 いので黒髪や暗い髪色ではあまり色

 が目立ちません。


■ 一時染毛料

 ヘアスプレーetc...

 顔料色素などを髪の表面には付着さ

 せ毛髪を一時的に着色します。

 顔料色素の分子も大きいので毛髪内

 部には浸透せず、酸性染料のように

 イオン結合もしません。

 ただ毛髪の表面に付着するだけなの

 で1~数回のシャンプーで落とすこと

 ができます。 


■ ヘナカラー

 カラーの種類にて先述しましたがヘ

 ナに含まれるローソンという色素が

 髪や皮膚に含まれるタンパク質に反

 応し付着、染色されます。ヘナタト

 ゥーもこのローソンの性質を応用し

 ています。

 一時染毛料同様毛髪への浸透及びイ

 オン結合しないので一般的には傷ん

 だりはしないのですが、多少ダメー

 ジがあものも存在します。