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栗原貴子のでこぼこオンナ道

在宅ワーク環境を整えるのも四苦八苦ですが、モニター増設でご機嫌です。

2021.02.28 09:26

こんにちは。栗原貴子です。

みなさま、お変わりありませんか? 在宅ワーク歴23年のベテランの私ですが、さすがに「リモートワークの弊害」を実感する今日この頃。もちろん、自分が自宅で仕事をする、ということに関しては、まったく問題ない。原稿や企画書を作成するといった、集中力を要する仕事は「けっして見ないでください」的なツルの恩返しスタイルのほうがいいタイプである。なので、在宅ワークが奨励されているのは、ありがたい。


しかし、「ほとんどのやりとりがリモートで行われている」ということに、ストレスを感じ始めてる。映画やドラマで電話やメールなどをした上で「会って話したい」と申し出るシーン、あたくし、ずっと『電話で話せばいいけれど、映像作品の都合上、わざわざ会うという設定なんだろうな』とばっかり思っていた。

けれど、こうまで「非接触」を試みる世の中になると、「会って話さないと、まどろっこしいことが多々あるんだな」を痛感している。

そんなこんなで、自分の環境ぐらい快適にしようと思い、ラップトップPC2台の中央に、23.8インチモニターを増設した。


この度、愛犬が無事に発見されたレデイ―ガガ様のニュース画像など、開いている次第。撃たれた方のことより、行方不明になったワンコのことを激しく心配してしまった私は、ちょっとヤバいわね、と反省した。


じつは、もっと早くにモニターを増設したかった。しかし、昨年の緊急事態宣言以降、モニターやプリンター、はたまたPCもお手頃なものは「品薄」「欠品」が続いていた。そのため「ちょうどいい価格帯」のものを買うことが難しかったのである。


昨年の夏の終わりに、プリンターが不調だったので「これは、まずい」と、重い腰をあげてビッグカメラに参じた。私は家電量販店が苦手なのである。近年では、外国人観光客が家電量販店にどっと訪れるようになっており、ますます、ジャパネットたかた派になっていた。


久々のビッグカメラでたまげた。


たまにインクなど買いに行くと閑古鳥が鳴いていて、手厚くもてなされていたプリンターコーナーが、バーゲン会場のごとく賑わっているではないか。値札を見ると、だいたいの機種が4万円ぐらいする。ってどういうこと? と、やっとの思いで販売係のオジサマを捕まえて、「もうちょっとお手頃なプリンターはどこですか?」と聞いた。すると、オジサマは満面の笑みで


「1~2万円の家庭用プリンターは欠品なんですよ~」


といった。


なんですと!? である。


オジサマいわく、リモートワークだけでなく、学校の授業がオンラインで行われることになって、家庭用の低価格帯プリンターがバカ売れ。もはや欠品。そもそも、プリンターの生産台数が減っていたこともあって、次の入荷は「わかりません」状態、ということだった。

家庭用での上位モデルは4万円以上するため、私は逡巡した。

オジサマも「今のプリンター、有線にしたら使えるかもしれない」と助け船を出してくれた。私もうっすらと無線の不具合なのでは、と思っていたのでケーブル案に惹かれた。しかし、本格的に壊れられても困るよな、という思いも脳裏をよぎる。


結局、私はインクなど含めて5万円也の、新しいプリンターを購入したのだった。上位モデルのプリンターはインクのコスパは断然よいので、「インクが安い、インクが安い」とつぶやきながら、突然の支出でダメージをくらった心を慰めた。


そんなこんなで、昨年の夏の終わりごろは、当然ながらモニターも品薄。


ゲーマー用のやたらとハイスペックで高額なモニター、または中古しか売ってないよ、という状態であった。


中古のモニターは1万円を切り、大変、お手頃であったがレビュー欄に「汚い」「汚い」「汚い」とたくさん書いてあって、萎えた。清潔が大事な今、「汚い」という文字の破壊力は絶大だ。しかし、冷静に考えるとモニターが「汚い」というのは、どういうことなのだろう? 汚しようがなさそうなアイテムゆえに、余計に元の持ち主が汚部屋の方なのでは? 疑惑が強まる。


私は、お手頃価格の新品のモニターの必要性を、熱烈に感じていた。


リモートワークがスタンダードになって、大画面の必要性が増したのだ。オンラインMTGしながら、資料を見るとか。Googleドライブで共有された資料を開きながら、資料を作るとか。とにかく、いっぱいWindowsしなくてはならない。


おまけに、私は資料とかレイアウトの類は「全体を俯瞰で見て理解をする」というモノの読み方をしているようで、必要な部分をチマチマ、スクロールしながらみていても、さっぱり頭に入ってこないのである。



年も明けて「プリンターに5万円もかけてしまったショック」も癒え、モニター購入意欲も復活したころ、品薄も解消されおりすんなり買えた。


ウキウキとモニターを設置。一緒にキーボードを購入したが、そちらはまだ届かなかったので、捨てずにとっておいたワイヤレスキーボードを取り出してきて、愕然とした。


2台あるPCのうちの1台がワイヤレスキーボードに対応していなかったのだ。


『大丈夫! 割と気に入ってた、ロジクールの有線キーボード、とっておいたじゃない!』


クローゼットから、購入時の箱に入れてしまっていた、ロジクールのキーボードを引っ張り出す。箱から取り出して、なにやら、記憶していた形状と違うな、と首を傾げた。

DELL、って書いてある……。


私の推理はこうだ。


多分、私はこのDELLのキーボードが使いにくくて、ロジクールを購入したのだ。しかし、壊れた時用に、と思ってDELLをロジクールの箱に入れて収納。その後、PCを買い替えた時に、ロジクールの有線キーボードを「下取り」に出したのだと思われる。しかし、外箱は「ロジクールのキーボード」だったため、私はてっきり、ずっと保管していると思い込んでいたのだろう。


自分の過去を推理していることにも驚くが、10年近く前の出来事なのでご容赦いただきたい。箱がロジクールだという理由だけで、ずっとロジクールを保管していると「信じきっていた」ので、DELLが出てきたときの悲しみは、割と深かった。


しかし、ほかに選択肢はなかったのでこのDELLのキーボードを使うことにした。うん。やっぱり使いづらい。腱鞘炎で整形外科にかかったときに、手のレントゲンを見た医師から「大人とは思えない細さの骨」と評された、大人げない私の指にはキーボードが重すぎるし、キーストロークが深すぎる。指が太くて、力持ちなラガーマンみたいな人向けに違いない。これを使い続けたら、腱鞘炎でまたレントゲンを撮影することになるだろう。


さらに、トホホなことに、モニターと一緒に購入したキーボードはワイヤレス。こちらもキャンセルしなくてはならない。すみません。私が悪うございました、とカスタマーセンターにメールをしたためた。


それにしても、23.8インチモニターは、10年近く前のモノであろうDELLキーボードの使いにくさを補って余りある、快適さである。

ちなみに、今回、購入したモニターもDELL製であり、そちらには大変、満足している。


たいしてデジタルに詳しくない私の机が、さも精通している人みたいな風情になっているのは、なんだか照れ臭い。しかし、快適でご機嫌だ。明日には、新しい有線キーボードが届くので、このラガーマン向けキーボードから卒業できるのも、嬉しい。


そんなこんなで、こんな時節柄ではございますが元気に暮らしております! 

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

皆様の毎日にププッと笑顔があふれますように♪