VIX指数と米国金利FFレート
なんとも醜いが、VIX指数(黄色ブロック)と米国金利FFレート(白)の91年からの推移。
実は、VIX指数が40を超えてくると、金利の引き下げを行って緩和措置をFRBは採ってきた。2008年12月16日にいわゆるゼロ金利政策を採用し、FRBは名目金利の引き下げができない。
そこで、2010年5月20日のVIX指数40越え、2011年8月と10月のVIX指数の40越えのあとにはそれぞれQE2とオペレーションツイストの導入に動いている。
今回、VIX指数はVIX指数先物とVIX指数の値付けに不手際があり、パニック的な数値をVIX指数はつけてきた。
基本的には、緩和の動きを期待したいところだが・・・金利引き上げに動くのかどうか?
クリントン政権時は、9月に一気に金価格が急騰したがどうなるか?
上記画像は、1903年から2008年までの7年毎の相場の変動を平均化したもの。
1903年~1910年~1917年~1924年~1931年~1938年~1945年~1952年~1959年~1966年~1973年~1980年~1987年~1994年~2001年~2008年だが、割と大きな事件と被っているので、1973年や2001年のような地政学リスク、1980年や1994年のような債券リスク、1987年や2008年のような株式リスクなどには警戒したいところ。
ユダヤ歴は、7年を一つのサイクルと考える。そして、7年目は、今まで活動してきた事をすべて収穫する年である。
今年も例外ではなく、通常のアノマリーであれば大統領選挙の前年は1950年以降例年なくプラスのパフォーマンスを米国市場は達成してきたが、今回は7年サイクルのため相場の収穫(利益確定)の動きに翻弄されている。
7年サイクルの中でも、9月はユダヤ教における年末年始にあたるためなおさら、相場の変動に気をつけたいもの。
相場の格言である、「新年祭Rosh Hashanahで売り、Yom Kippur贖罪の日に買戻す」はよく知られている。
これ自体は例年9月末から10月頭に到来する。