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Powers of Ten (Scientific American Library Paperback) (洋書)

2006.09.05 07:57

日本語訳のものを読みました。

”powers of ten”=”10のべき” 
と訳されていましたが

10という数字を軸に、
10の25乗メートル「ちりのような銀河」から
10の-16乗メートル(0.1フェルミ)の
「超素粒子」まで
徐々に拡大<>縮小される空間の旅の本です。

google earthで、丸い地球儀から
自分の住む町並みまで
ズームインしていく時のようなワクワクした
感覚になりました。

ただもっともっとスケールが大きいし、
現代だけではなく、古代からの
モノの大きさの概念なんかも解説されてて
面白いです。

0.1フェルミの超素粒子に添えられた一文が
深いです。

自分の手のひらの、はしばみの実の如きものが
何かと考えたとき、これは何ものでもない、
答えは来ない。これは造られしものの総てである。
(勝手に解釈しました。)
と、1400年ごろに誰かが言ったそうです。