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***ネタばれしてますので、見てない方は読まないで下さい!***
イギリス/スペイン映画
あまり馴染みのないイギリス/スペイン映画なので、
俳優さんも初見の方ばかり。
新鮮でした。
カルメン役のナタリア・ベルベケ 可愛かったり、情熱的だったり、
セクシーだったり、強さも女性らしさもあって、
映画の中で本当に色々な表情をしていて印象的だった。
でもフラメンコはちょっと・・・吹き替えた方がよかったんじゃないかなぁ~。
動きが重かった
劇中たまにアンジェリーナ・ジョリーに見えることもあった
キット役のガエル・ガルシア・ベルナルも、
かわいい笑顔が素敵だった~
で、肝心の中身。
前評判として、最後までわからない展開!
驚かされる!とかの情報を得ていたので、
それがかえってな~
純粋に楽しめなかった~
色々勘ぐって、こうくるか?これはこういう意味なんじゃ??と、
考えすぎて。
期待しすぎるのも問題だよね、映画って。
何の前知識もなく、観たかった!
バーナビーからの種明かしについて、
私はなんか、バーナビーはただ、そうせざるを得なかっただけじゃないかと思うなぁ。
金も暇もある金持ち男が、弄んだんだよ、人の人生を。って、
究極の強がりだったように見えた。
劇中のシーン、
演技の部分とそうじゃない部分、
その線引きがされていない、
そこをどう捉えるかは観客にゆだねられているように感じた。
最初はどうだったんだろう。
バーナビーはカルメンを本当に愛していて、
でも、彼女の心の内にある情熱は、
決して自分に向けられることはない。
それを悟ったときから、
彼女への復讐・・・というか逆恨み?として
映画製作を思いついた。
彼女の心が自分に向くことに、一縷の望みをかけて。
だってなんだかバーナビー、終始哀れな雰囲気かもし出してたもんなぁ。
涙目で強がってる感じ。
フロイト的に解釈すると(笑)、幼児性を内包したまま大人になった、的な。
でもまぁやったことは相当ひどいと思うし。
その延長で復讐されたらそりゃしょうがないよね。
まぁ濡れ衣のトムとテオも、ヤク中だし共犯だし、
しょうがないか。
ラストがちょっと物足りなかったな~
復讐ものだとしても、すっきりハッピーエンドで終わってほしかった!
だって、最後の最後、車の中でドレスアップした2人が
なんかあんまりラブラブな感じじゃなかったし・・・
なんか消化不良。
私の好きなシーンは、
ホテルの廊下でキットがカルメンにちょっかいだしてるとこ
2人が可愛くていい
あとはバーガーショップの裏で、
キットが必死にカルメンを誘う誘い方が可愛かった
離れたテーブルで、気が向いたときに手を振ろう!って可愛すぎる~
ウケました。
☆はほんとは3.5かな~。
3じゃ少ないけど。