リターナー

2002年　邦画。

金城武が好きなので見てみました。

80年後の地球。
宇宙人の侵略で滅亡しかかった人類。

廃墟での戦闘から逃れ、
最後の手段として、
過去に戻って侵略の始まりとなった宇宙人を倒し、
そして地球と人類の未来を変える。
その使命を負ったのがミリ（鈴木杏）。

で、一方2002年にいるのは殺し屋のミヤモト（金城武）。

たまたま居合わせたために、
ミヤモトの助けをかりることになったミリ。
そして結局共通の敵に対峙することになる。

未来を変えるため、過去を乗り越えるために
2人が力を合わせて敵と戦う。

というSFアクション・・・？。

感想は・・・というと。
ん～盛りだくさんつめこみすぎかと。
あとミヤモトの設定、説明なさすぎ。
感想を書くにあたって、Wikiをチェックしてはじめて、
ミヤモトが
「銃の使い手で闇の取引現場からブラックマネーを奪還し
依頼者にその金を送り戻すプロの仕事人「リターナー」のミヤモト」by wiki
だって知りました。

その辺りもっと詳しく描いてくれるとよかったのに。
ただの殺し屋かと思ったし。

金城ファンとしてはもうリターナーなだけで十分かっこいいんだから、
タイムトラベルは100歩譲って良しとしても、
宇宙人は不要でしょ・・・。
それを絡めたことによって物語が破綻してます。

溝口に家族を奪われた少女・ミリとかでよかったんじゃないかな・・・。
それじゃあでもLEONのパクリになっちゃうか・・・。
とにかく、タイムトラベル、宇宙人、これ入れると陳腐になるから残念！
これ、俳優がうまいから見れたけど、
演技下手だったら最後まで見れないレベルのお話でした。

疑問＆つっこみどころだらけだし。
タイムトラベルで過去を変えて、ミリってばいったいどんな未来に戻るの？
ていうかそもそも戻れるの？
80年前を大幅に変えたら未来のミリの存在自体なくなるでしょうが。
で、大幅に変えておいて、
後に時間軸に変更無し、とか言っちゃって。
おかしいおかしい！
その前に　　お　お　は　ば　に　変えてますから～！！！　（絶叫）

とか
宇宙人、なんで指宿なの？（失笑）
とか
タイムトラベルできるんならもっと早く80年前に来ときなよ～
もっと計画練ってさぁ。大勢でさぁ。

とか
最後、ミリの口パク　あれ　アイシテル　って見えたんですけど。（間違いだったらごめんなさい。）
え？え？何じゃそりゃ？
じゃあな、相棒。とかしゃべらせた方が、良くない？
愛情はめばえんでしょう。いくらなんでも。

あと、音楽。
音楽と映像をもっと効果的に使えば、
もっとかっこよくなっただろうに～。残念。

金城武のかっこよさが、生ぬるくなってしまった映画でした。
顔が生ぬるい（注：大好きです）んだから、
もっとメリハリつけてくんないと！

なにかで口直ししたい気分になる映画です。