コンティジョン
2011年アメリカ映画。
未知の致死性ウイルスが猛烈な勢いで世界中に拡散していく中、
恐怖と混乱が人々を支配していく様を、
スティーヴン・ソダーバーグ監督がリアリティと緊迫感溢れる
ドキュメンタリー・タッチで描き出した感染パニック・サスペンス。(By DMM)
マッドデイモンが出てるのと、
レンタルサイトの評価が高いのと、公開してたときの予告編で気になってたので。
借りてみました。
感染系のパニックサスペンス、ということで。
よくある感じの、ウィルスキター!アメリカ大統領出たー!
ノアの方舟的ワクチン作ったヒーロー登場ー!
やっぱすげーよ!アメリカ!アメリカ!
という感じの映画かと思ったら。
違いました。
結局はウィルスも恐ろしいけど何より恐ろしいのは
それでパニックを引き起こす人間たちだってこと。
人の生死がかかった場面で、
自分の儲けのためにデマを流す人間もいる。
それも平然と。
金儲けをする製薬会社や、自分の友人を救おうと機密情報をもらす高官。
自分や親族を守るためにあらゆる手段をとる人間。
色々な場所で、色々な人々が描かれていました。
ブタインフルとかトリインフルとか・・・まさに
いつこんな状況になってもおかしくないよなぁ、と
背筋を寒くして見ました。
なんか、パニック映画を見て寒くなる、というよりも、
戦争のドキュメンタリーを見て寒くなる、という感覚。
しかもそのきっかけは非常に安易で。
結局劇中では何百万人も亡くなったわけで。
ある意味、どんなホラーより怖いかも。
唯一笑えたのは、ブロガーの男が着てたスーツみたいなもの
外の空気を遮断するもので、
宇宙飛行士のスーツをビニールでふくらまして、
着てるみたいな。とても滑稽でした
自分はハーブで治ったいうてるのに、
なんでこんなもん着てんねんと、思わずつっこんで、
破いてやりたい感じのいでたちでした