【ご挨拶】副代表 髙橋美貴
皆さんこんにちは。いつもお世話になっております。昨年度に引き続き、首都圏映画サークル連合副代表を務めることになりました髙橋美貴と申します。ちなみに新代表の中畑さんから一番可愛がられている後輩です。よろしくお願いいたします。
昨年度は新しい生活様式が広まったことにより、特に大学生は窮屈な日々を強いられました。大学に通って授業を受けることすらできず、サークル活動に至っては今もなお満足にできていません。
私たち首都圏映画サークル連合が主催する昨年度のCinema Terminal Gate006の応募作品数は、例年の約半分でした。このような状況下でもZoomなどのアプリケーションで撮影された新しい学生映画が制作され、連合所属学生たちの映画を撮りたいという熱量を感じました。残念ながら、結果的にCinema Terminal Gate006はすべてオンライン上で開催することとなりました。応募された作品から委員会による一時審査で選出した9作品を3部門に分けて、それぞれ一週間の審査期間を設け、所属団体学生とOB・OGで鑑賞と審査を行い、FINALで上映する3作品を選出しました。Cinema Terminal Gate006 FINALは、オンラインであってもできるだけ例年と同じ形式で開催するため、ゲスト審査員として映画監督である関根光才さんと玉田真也さんをお呼びし、FINAL選出監督とのトークセッションを行いました。また連合が主体となって運営し、審査を行った東京神田ファンタスティックコンペティションU-18部門の受賞3作品を上映し、FINAL選出監督とU-18監督の交流も生まれました。終了後に、一週間公開したYouTube LIVEのアーカイブは800回以上再生されました。昨年度は、オンラインでも企画を開催できる体制を整えたこと、そしてOB・OGの方やU-18監督たちなど、同年代以外の方々とCinema Terminalを通して関わりを持てたことが、大きな収穫と言えると思います。
今年度は、連合の所属団体同士のつながりを強化するとともに、昨年度、撮影できず悔しい気持ちを抱えている人たちにとって、新しい作品を制作する後押しができればと考えております。私ごとで恐縮ですが、学生生活が今年度で最後になります。私もこれを読んでいる皆さんの中の誰かと同じように、映画を撮影する一歩がなかなか踏み出せなかった一人です。後悔のない学生生活のために、現在自分が作りたいと思うもの、現在の自分にしか作れないものを一緒に撮りましょう。
最後に、連合は各映画サークルの集合体でしかなく、何も背景を持たない団体です。各大学のホールや一室を上映会場として貸していただくことや、上映環境設備等でご協力をお願いすることもあるかもしれません。今年度は皆さんと直接顔を合わせて、映画について語ることができるよう願ってやみません。また、他にもこの一年でご迷惑をおかけする場面が出てくることかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
首都圏映画サークル連合 2021年度副代表
髙橋美貴(映画制作スピカ1895)