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「宇田川源流」【大河ドラマ青天を衝け】 北大路欣也の徳川家康ばかりが話題になってしまうがドラマとしてもなかなか面白い

2021.03.02 22:00

「宇田川源流」【大河ドラマ青天を衝け】 北大路欣也の徳川家康ばかりが話題になってしまうがドラマとしてもなかなか面白い


 今回の大河ドラマは、大河ドラマ以外のところで盛り上がってしまった。

 いや、ドラマは何も悪くないのであるが、大河ドラマが終わった直後に、突然みずほ銀行のATMが不調になるという事故である。まあ、当然に機械の事であるからおかしくなることもあるし、コンピューターの不具合など、私のパソコンレベルならば日常茶飯事の事であるから、さぞ大変なのであろうと思う。しかし、第一銀行創始者の渋沢栄一を主人公にした大河ドラマの後、それも、渋沢栄一が江戸に出て様々な刺激を受けたところで、その第一銀行の後身であるみずほ銀行が、様々な刺激を受けて不調になってしまうというのもなかなか興味深い。もちろん偶然のことと思うが、それでも何か不思議な力を感じてしまうのは私だけではないのかもしれない。

 さて、今回も大河ドラマ「青天を衝け」はなかなか楽しませてもらった。やはり渋沢栄一といえば、起業家というイメージがあるが、基本的には「起業家」というのは何か熱いものがあるという感じがある。現在の起業家もみなそうであるが、「合理性」や「効率化」ばかりではなく、やはりに何か人間的に人を惹きつけるものや直感などで人を驚かせる「何か」がある。その「何か」がどのようにして渋沢栄一に身についたのかということが最も大きなテーマではないか。今、何かとマニュアル化や誰かの真似をする。成功者の後を追いかけてばかりいて「効率化」などを語っている人は多いが、しかし、そんなのことは実は無駄なのではないか。やはり苦労した人間にしかわからない、そして思いつかない「人間味」があり、それが様々な意味で様々なことを、人に訴えるのではないか。大河ドラマは、やはり現代の人々に何かを教える、風刺するというようなことが一つのテーマになっているのであるが、そのテーマは、「効率化ばかりではない」というような者なのかもしれない。

 田舎町(深谷の人に怒られるかもしれないが、江戸時代は本当に田舎であったはず)の少年が、「討幕」を考えながらも、いつの間にか幕臣になり、そしてその後実業の道に進む。そのようなストーリーの中には、挫折とその挫折を糧にして立ち上がる渋沢栄一の姿が見えてくるはずだ。その渋沢栄一の姿こそ、現代のわれわれに最も必要なものなのではないか。

「こんばんは、徳川家康です」…大河まさかのフェイント登場でネットもホッ

 2月28日にNHKで放送された大河ドラマ「青天を衝け」では、2話連続で冒頭に登場した徳川家康が出なかったが、オープニングテーマ曲が終わった後に無事登場し、ネットでは安堵(あんど)の声が上がった。

 3話目となった「青天を衝け」だが、ここまでの2話では冒頭からいきなり徳川家康(北大路欣也)が登場し「こんばんは、徳川家康です」とあいさつ。すぐさまトレンド入りとなった。

 だが3話目は、冒頭は栄一(吉沢亮)がいる血洗島の様子から始まり、栄一が喜作(高良健吾)に、今度父親に江戸に連れて行ってもらうことを大喜びで伝え、その後オープニング曲に突入した。

 そしてその直後に出てきたのが「こんばんは、徳川家康です」。まさかのフェイントでネットは再加熱し「こんばんは徳川家康です。ないのかと思ってちょっと焦ったwwまさかの家康ロスになる」「今日はもう『こんにちは徳川家康です』はないとおもわせてからの本編での家康のご登場!」「『こんばんは、徳川家康です』三回目にしてまさかのフェイント、挿入部分をずらしてきた笑」など、無事の登場に安堵の声が上がっていた。

2021年3月1日 8時57分 デイリースポーツ

https://news.livedoor.com/article/detail/19772776/

吉沢亮「青天を衝け」栄一、仕事はじめ16・7%

 NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第3回「栄一、仕事はじめ」が2月28日に放送され、関東地区の世帯視聴率が16・7%だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週の世帯視聴率は16・9%だった。

 「青天を衝け」の初回世帯視聴率が関東地区で20・0%(関西地区は18・9%)をマークし、初回が20%の大台に乗ったのは13年「八重の桜」の21・4%以来8年ぶりだった。

 前作「麒麟がくる」の初回は19・1%(関東地区)、前々作の「いだてん~東京オリムピック噺~」は15・5%(同)。

 「青天を衝け」は日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮(27)。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近大日本の礎を築いた。脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。

[2021年3月1日11時0分] 日刊スポーツ

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202103010000221.html

 そのようなことが強く訴えられるのは、間違いなく挫折した時であろう。しかし、ドラマはまだ三回目、つまり、それほどの大きな動きはない。そこで、その内容が書かれるまでの間は、様々な内容が見えてくることになる。

 しかし、その間うまく場を盛り上げているのは「徳川家康」である。

 「こんばんわ。徳川家康です」という始まりは、あくまでも「十五代将軍徳川慶喜」と「幕臣渋沢栄一」の物語であり、その内応を260年前の先祖であり、開幕の祖であり神君東照大権現として神となっていた徳川家康である。しかし、今までのドラマは「あくまでもドラマ」としても、幕末者に徳川家康を出すようなことはしなかった。ましてやその徳川家康が、現代風に「こんばんわ」といって出てくるというのは、あまりにも「おかしな」話である。この態度だけで「ドラマである」ということと、同時に「このドラマが現代の人に昔に人が生き方を教えている」ということが明らかになるのではないか。そのように考えればこそ、このような演出になっている。これはこれでかなりなかなか面白いのではないか。

 江戸幕府をずっと見守っていた徳川家康が、どこまで出てくるのかは、またこれが一つのメッセージになる。つまり、徳川家康が見守っているのは、「江戸幕府」なのか「日本」なのか、ということが大きな問題だ。幕府が大政奉還によって無くなってしまった後、北大路欣也さんが演じる徳川家康が突然いなくなったら、これはこれでなかなか面白いであろう。現在の人々に「先祖は必ずあなたのことを見守っています」と異様な強いメッセージになる。一方で、「日本を見守る」ということをするのであれば、それはそれで、「現在も様々な人が日本を見守っている」ということになるのである。いずれにしてもなかなか面白いことになるのではないか。ちょっと今後の楽しみではないか。

 さて今回はペリー来航だ。モーリーロバートソンさん演じるペリーが、まあコスプレかと思うほど面白く似ている。まあ、なかなか面白い。もちろんモーリーさんは「役者」ではないのであるが、なかなか芸達者である。幕府の混乱というのはこれはこれでなかなか面白いしそれを取り巻く水戸斉昭などの人々の動きも面白い。ストーリーを書いてもよいが、それ以上に、このように多くの人のか内容を書くのが面白いのかもしれない。そして、そこによって訴えられる内容が様々あるのではないか。

 また、この幼いころの渋沢栄一に影響を与える高島秋帆もなかなか存在感がある。玉木宏さんの演技以上に、その演出やすばらしさはなかなか面白い。この出会いが、日本を変えるということで様々なことになるのではないか。

 幕末というのは「日本が異質なものに触れる」ということが大きく動くことになる。閉鎖的な日本に対して高島秋帆の思想などはなかなか面白いのではないか。

 そのような幕末を知った感じでの内容を見てゆけば、ドラマはより深くなるような気がする。