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ひな祭りの思い出と、未来

2021.03.01 21:33

子どもの頃は、段飾りに憧れてた。

私が生まれた年に、お祝いに祖父母が親王飾り

お内裏様とお雛様を買ってくれて

そのあと毎年一段づつ、買い足す、ということができたらしい。

三人官女、五人囃子、随身。

お道具までは揃うことはなかったけど

桃の節句、華やかで大好きだった。


結婚を機に、親王飾りだけ残して手放した。

息子2人の我が家、ささやかだけど、ひな祭りを楽しめた。


いつからか、それすらめんどくさくなって

考えることはいつどうやって、手放すか、になっていく。


ところが縁あって、着物に興味を持ち

ひな人形を目にすることが増えた。

そうか、外で楽しめばいい。

お隣の当別町は、町ぐるみでひな巡りをやっている。

今年はオンラインのようだけど

古い建物、佇まいには、ほんとによく似合う。

吊るし雛も圧巻でした。

旧家に飾られたひな人形は札幌の山田さんのもの。

ひな人形といえば、山田さん、というおかた。

いろんな場所で、山田さん所有のひな人形を見る機会も増え

どんどん興味が膨らむ。

旅先でもひな人形に遭遇

伊勢に行ったときは、天皇の雛人形を見れた。



当時は皇太子だった現天皇モデル。

やっぱりいいなぁと思った頃出会った、八重の衣。

教えてくれた友人にはもう感謝しかない。

小さなひな人形を作ろうと決めた。


チクチク、チクチク。

ふわっとしたこの感じがポイント。

色合わせが絶妙です。

完成、と思ったら、これだけじゃ終わらない。

屏風や衣桁、ぼんぼり、飾りつけ。


初心者マークの私と違って

みんなすてきにアレンジしてます。

工房の作品が集まるのが、札幌資料館。

この空間が、雅で華やかに変わります。

私のかわいいお雛様も、ギャラリー1にひっそりいます。


どのギャラリーも見応えがあり

ひな祭り満喫できます。


ずっと受け継がれていくもの

手仕事で、丁寧に仕上げられたもの

大事に飾られているもの

どれもこれも、美しく

この文化のある国に生まれ育てて嬉しくなる。


北海道でも、もっともっと広げたい。

主催のヒナコさんの野望を、心から応援したい。


なにより今を楽しみたい。

きれいなものを見ると、深く深呼吸するくらい気持ちいい。

ぜひぜひゆっくりいらしてください。




ちなみに自宅の雛人形。

手放すことなく、今年も飾りました。