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ご本人に会えた!Yipさんの個展

2021.03.05 02:20

ふゎ~と暖かい気持ちになるウォールアートで知られるシンガポールのアーティストYipさんの個展が開催されると知り、絶対に行きたいと思っていた。

まずはタンジョンパガー駅直結のソフィテル ホテル シティセンターで開催中(2月26日から3月31日まで)のStories From Yesteryearと題された個展。

シンガポールの街中にあるウォールアートがキャンバスへと移り、

描かれた街や人々の様子が間近に見れるのはとても嬉しい。

ある絵のひとコマをズームして見れば、昔のシンガポールに一瞬でワープしてしまう感覚。

農民画家と呼ばれるベルギーのピーテル ブリューゲルの絵もタッチは違えど、村の人々が表情豊かに細かく描かれていて、そんな所が似てるなぁ~と

こちらはデジタルアート。

やはりキャンバスに書くのと違って、ツルンとした光沢のある仕上がり。

これはタンジョンパガーにあるモスク。今この辺りは工事中で、立ち入り出来ない様になっているけれど、階段に特徴があるHaji Muhammad Sallehモスク。

高速道路からチラッと見る事が出来る。

個人的には工事が終わったら行ってみたいモスクの一つなのです。

絵をよーく見ると、海に杭が打たれて、そこで漁をしている様子が描かれている。

これ、以前にタンジョンパガー通りの記事でも書いたけれど、マレー語で”杭の岬”を意味するタンジョンパガーがこうやってビジュアライズされると良く分かる。

私達夫婦がソフィテルでの個展に出向いた時は丁度開催2日目だったからなのか、常時いらっしゃるのか分からないけれど、Yipさんご本人がいらしていて、貴重な時間を割いてもらい少しお話を聞く事が出来たのもとてもラッキーだった。

昨年の絵が多いですね!と言うBenoitの言葉に、私がCovit-19で家にいる時間が出来たからじゃない?って言ったら、その通り!って笑っていたYipさん。

本来なら依頼された諸外国に行くはずがCovit-19の影響でシンガポールから出られなくなったり、サーキットブレーカーで壁アートも描けなくなった事があったという事。

実際展示を見れば大きさは分かると思うけど、上の様な大きさのキャンバスで仕上げるのに約1週間かかると言っていた。

そんなに早く描き終える事が出来ると聞いてびっくりだけど、Yip氏曰く、描く事よりもリサーチにとても時間が掛かると言っていた。

リサーチに時間が掛かるのは私も激しく同意する。(こんな拙いブログを書くのだって、時には調べるのには時間が掛かるもの!)

そんなリサーチに時間が掛かるとの話をしてくれた時に、彼が例えばこの絵と例にした絵は昔のドービーゴートを書いた絵だった。(写真は撮り忘れ)

シンガポール川沿い、数段のステップでインドからの移民者たちが洗濯をしている様子が絵が描かれている。

この絵を指して、「これは昔のドービーゴートなんだけど、ヒンドゥー語でゴートは水場のステップを意味する」と教えてくれた。

そこで、やっと私の頭の中でゴート=ガートだと合点がいった。

ドービーが”洗う人”で、ゴートは水場へのアプローチ階段である事。

(↓は以前旅したウダイプルで見たガート)

百聞は一見に如かずではないけれど、活字よりも絵を見ると一目瞭然だった。

こちら↓の記事でも書いているけれど、ドビはヒンデゥー語で「ウォッシャーマン」だという事を知ったけれど、詰めが甘い私は”ゴート”が何だか分からないままだったのだ。

でも、彼はドービーゴートの駅が昔お墓だったことは知らなかったようだ!

そんな風に彼と話をしている時に、シンガポールの事を少しでも調べておいて良かったなぁ~としみじみ思った。

そして、ここに展示されている彼の絵を買う事が出来るのか聞いたら、ここにある絵はまだどうなるか分からないけれど、もう一つの個展で展示されているものは購入する事が出来るとの事Butもうすでにソールドアウトだそうだ。

彼的には個人で所有するよりも多くの人に見てもらいたいと言っていたので、ここにある絵を購入することはきっと無理かもな~~~~

一応その日の内に連絡したら、昨日返信があり、個展が終わるまで未だどうなるか分からない事、他の話題も含めてKeep in  touch!との返信が来たので、楽しみにしている。

次に訪ねたのは1月12日に開かれ、3月14日まで開催されるアートギャラリーでの個展@Spottiswoode Park Rd

こちらでは街中の壁アートで見覚えのあるアイテムがフューチャーして描かれている。

湯気が立っているコピとか、カラフルなティフンとかいいなぁ~

全てソールドアウトとは聞いていたけれど、参考までにギャラリーの方に価格を聞いたらS$600からS$11,000と言っていた。

ふむ・・・・もしもの時にお金を貯めねば!