商品パッケージ(日本製紙 シールドプラス®)
当店では環境に優しい紙製バリヤ素材「SHIELDPLUS」(シールドプラス)[外部リンク]を使用したオリジナル規格のパッケージ袋を使用しています。
菓子製造業として、食品衛生法に則って販売するためには包装資材は欠かすことができません。
環境の観点から考えると、未包装でディスプレイされたお菓子をその場でお客様の持参した容器に詰めて対面で販売する、というのが理想ではありますが当店では実現が叶いません。
作ったお菓子の品質を保つため、衛生的にお届けするため、保存できるように包装して食品ロスを減らすため、これらが商品包装の目的と捉えています。
当店の様な小規模のチョコレート屋でも袋の使用量は年間数万枚にも及びます。
それらが全て開封後にゴミ箱行きとなることを考えると、製造する者の責任として環境負荷を減らしたいと考えるのが当然ではないでしょうか。
酸素や水蒸気のバリヤ性が必要な食品包装の多くにはアルミが使用されています。
回収や分離が困難なため、アルミ缶と違いリサイクルされないアルミは焼却されています。
鉱石を原料とするアルミの精錬には膨大な電力エネルギーを要します。(リサイクル原料だと低エネルギーで精錬できるそうです)
アルミは焼却されることで土に還ると言われていますが、環境負荷の観点から捉えるとリサイクルできないアルミの消費は減らすべきなのです。
昔はアルミ製だったのに、いつの間にか透明な袋に変わっているものありませんか?
代表的なものは電子レンジで直接加熱できるレトルトパウチなどです。
このシールドプラスはそのアルミ蒸着フィルム包装の代替品となっているプラスチックフィルムと比べてCO2排出量が34%削減されるというデータがあります。
CO2排出量は消費活動を行っている限り無くすことはできませんが、減らすことはできます。
少しずつ積み重ねて負荷を減らす努力が必要だと私は考えています。
0.1gでも10,000枚で1kg。