[臨床ガイドラインの活用と普及] 日本における実態調査等の報告(Mindsより)
2021.03.02 03:30
日本における臨床ガイドラインの活用や普及に関する調査の例としては、日本医療機能評価機構のMindsガイドラインライブラリのウエブサイトに掲載されている情報を参考にすることができます.
例1:Minds-QIP(Quality Indicator/Improvement Project)プロジェクト
全国約400の病院と提携して行われた調査で、診療ガイドラインの認識や活用、診療ガイドラインに沿った診療の実施状況などについて、事例とともに報告されています.また事業の最終年度(平成30年度)の報告書では、診療ガイドライン活用促進のための提言もまとめられています.
「ガイドラインの活用と有効性評価」のページでは、診療ガイドライン作成グループからの取り組みの報告が掲載されています.この報告では、「遵守率に関する全国調査の実施」「DPCデータによる評価」「普及のために施設訪問・ワークショップ等を行うことによるクラスターランダム化比較試験による効果の検証」など、様々な評価方法が用いられていることもわかります.今後このような研究を行っていくうえでも参考となる貴重な基礎資料です.