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6年生を送る会で歌ったことと、集団に馴染めない自分の話。

2021.03.02 08:10

こんにちは、松本佳奈です。千葉県木更津市の里山で、0歳と2歳の子育てをしながら作詞作曲したり歌を歌ったりしています。


今日は、木更津市立富来田小学校「6年生を送る会」にてサプライズゲストとして歌わせて頂きました。


1. 富来田小学生校歌

2. ばかみたい 

3. 平和への祈り

4. 昼下がり、旅に出る

の4曲。


富来田小学生校歌は作曲を担当しているのですが、初めて実際に学校で歌えて感慨深かったです。ふふふ。楽しんでもらえたかな〜


音楽関係に進みたいって子もちらほらいたりして、何か困った時は連絡してねと言い忘れたのでここに書いておきます。「このオーディションは詐欺ですか?」に関しては誰よりも詳しく答えられるので(←18歳で音楽事務所の詐欺に遭って借金抱えた人)おかしいなと思ったら相談してください(笑)

私は集団に馴染めない子どもで、学生の頃は殆ど寝てたし、本を読んでいた。

2人1組にならなきゃいけない場面は地獄だった。自分の本当の気持ちではなく、先生が用意した文面を読まなきゃいけないのも辛かった。

だから、大人になってからの方が何倍も自分の人生を生きている感じがあって好きです。一人で本読んでいても、ラーメン食べていてもいいし、最高!


そんな私が、学校行事で歌わせてもらっているのはなんとも不思議な気持ち。「集団が苦手な人向けの音楽なんですけど大丈夫ですか?」という謎の確認にも、「そのままでお願いします!」とウェルカムしてくれた富来田小の先生方には感謝しかないです。

「音楽なんて夢みたいなこと言ってないでもっと真面目に将来を考えろ」


学生時代、進路相談で「シンガーソングライターになりたいんですけど」と大真面目に言って先生に怒られたことは未だに覚えている。


当時の先生の言葉は確かにそうだったけど(仕事として成り立たせていくの容易じゃないから)私だったら、なぜシンガーソングライターになりたいのか、仕事としてやっていくにはどんな道に進めばいいのか、話を聞いて、一緒に考えるかもしれない。


私自身は、これまでやってきたこと何もかも無駄じゃないと言い切れる。歌でお金をもらえるようになったのなんてつい最近のことで、20代は常にアルバイト3つくらい掛け持ちしてたし今も安定とは程遠い生活をしているけど、それでも日々たくさんの出会いがあって、色んな場所に縁ができて、好きなものに囲まれていて、ご飯は美味しくて、何も欲しいものは無くて(オムツや野菜は、欲しい!笑)非常に満足しているのは、歌を続けてきたからに他ならない。


もっとお金が集まったら、中古物件をリフォームして子どもも大人もふらっと立ち寄れるアートスペースを作ったり、廃校を買い取って「学校」を作りたい。ひとりひとり、やりたいことが違ってOK!自然環境の中で、アートと対話、出産や介護、食育、経済のことも学べるような、人生を楽しむための学校を作りたい。


…というか、作る方向でもう動いてる。お金は、今はないけど、何とかなるでしょう!(笑)

他人の将来のビジョンを軽んじて安易に否定する人や、嘲笑する人。あれは一体なんなんだろうか。何かに本気で挑戦したことがある人なら、絶対に、簡単に他人を否定したりしない。

と、私は思っている。


やってみなくちゃわからないことって意外とたくさんある。片足突っ込んで見えてくる世界があり、両足突っ込んでさらに見えてくる世界がある。

挑戦した先に、他人に「証明」できるものを得られなかったとき(たとえば資格とか)人はそれを「失敗」と呼ぶのかもしれないけど、何も得られてないわけじゃないよね。挑戦したことで視野が広がったり、他人の気持ちを理解できるようになったり、人としての厚みが出ることの方が私は面白いけどな。


そうだった。私の音楽は、クラスの中で、みんなの笑い声を聞きながら机に突っ伏して寝ていたあの頃の私に作っているんだった。


そんな曲たちを、自分以外の人にも好きと言ってもらえて本当に嬉しい。

ありがたいなあ。

ありがとう。


大衆向けじゃないけど、私は私の歌声や曲が好きなんですよ。



お互い人生を楽しみましょう。

どんな選択をしても、どんな状況になっても、大丈夫。


ではでは、今日も穏やかな一日でありますように。愛を込めて!


松本佳奈


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松本佳奈 web site

http://matsumotokana.info