2023-101 富士S
富士ステークス(GⅡ) 本競走は、ジャパンカップの招待を受けた外国馬が出走できる競走として、第 1 回ジャパンカップと同年の昭和 56 年に芝 1800mの定量戦として創設された競走。平成 9 年より 1400mの別定重量戦として通常の国際競走に改められ、10 年にはGⅢ競走となった。その 後、12 年からマイルチャンピオンシップに繋がる競走として、実施時期は 11 月から 10 月 に、距離は 1600mに変更され、令和 2 年よりGⅡ競走へ格上げされた。なお、第 1 着馬には同年のマイルチャンピオンシップへの優先出走権が与えられる。富士は、静岡県と山梨県にまたがる円錐状成層火山。標高 3,776mで日本一を誇る。平成 25 年 6 月には、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコの世界文化遺産に登録された。
【コース】東京芝1600m
スタート地点は向正面直線の右奥。最初の3コーナーまでの直線距離は約542m(Aコース時)。3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。3~4コーナーにかけては下り坂になっている。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mある。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さ。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターン。3mごとに幅員が異なる。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護している。
【馬番枠番・性別馬齢】
3枠の連対やや少なく、中枠~外枠有利。
1着の馬番は1桁が多く、10番以降の1着馬番は7回しかない。
牝馬の好走実績少なく、1着3回、2着2回、3着2回のみ。
馬齢では4・5歳馬中心で、1着は3歳馬、2着は6歳馬も健闘。7歳馬はやや苦戦。8歳馬は厳しい。
【人気・配当】
馬単の万馬券は6回とやや多く、1着は上位人気馬から中位人気馬での決着が多い。
下位人気・2桁人気は2・3着が多く、紐荒れの馬券構成。
1着はほぼ6番人気以内。
2・3着では2桁人気に注意。
3年連続で1番人気が勝利中。