2023-102 菊花賞
菊花賞(GⅠ) 本競走は、イギリスの『セントレジャー』に範をとり、昭和 13 年に『京都農林省賞典四歳呼馬競走』として創設された重賞競走。23 年より現在の名称になり、スタンド改築時を除き、距離や実施場は第 1 回から変わらず今日まで受け継がれている。『皐月賞』、『東京優 駿(日本ダービー)』に続く 3 歳クラシック三冠の最終関門。本競走は、「最も強い馬が勝つ」と言われており、二度にわたる坂越え、3000mの距離を乗り切るスピードとスタミナ を兼ね備えた馬に栄冠が輝く。本年は京都競馬場整備工事に伴い、阪神競馬場において実 施される。 菊花(きくか)は、菊の花の意。菊は、キク科キク属の多年草で、世界中に 1 万種以上 あると言われている。色や形は種類によって多岐に渡り、観賞用だけでなく食用としても 用いられる。花言葉は「高貴」「高尚」。
【コース】京都芝3000m
スタート地点は向正面3コーナー手前の上り坂。3コーナーまではわずか200m(Aコース時)と短い。3コーナーにかけては上りで、4コーナーへかけては下り坂。4コーナーを回った最初のホームストレッチではいかに折り合いをつけられるかがポイント。特に菊花賞ではスタンドの大歓声もあり、ここで取り乱すことなく冷静に走りたい。そして1コーナー、2コーナーと回り、バックストレッチへ。そして2回目の3コーナーへ向かうところで、高低差3.9mの坂を再び上り、4コーナーにかけて下る。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7m。
【馬番枠番・性別馬齢】
4枠の連対少なく、内枠・外枠有利。
1着の馬番は1桁がやや多く、10番以降の1着馬番は7回出ている。
【人気・配当】
馬単の万馬券は5回と少なく、1・2着は上位~下位人気馬がまばらに出ている。
2・3着はほぼ10番人気以内で、上位人気馬の凡走警戒。
1着は8番人気以内で、6番人気の1着なく、2・8番人気の3着がない。
3着では3・6番人気に注意。
4年連続4番人気が3着以内。3年連続1番人気が敗退中。