一見、堕落。
2021年。食べ終わった食器はそのままにしておくシステムを採用してみた。
何故か、食器はすぐ片づけた方が良いと思って生きてきたのだが、食後は十中八九のんびりしたいもので、すぐ片づけないといけない理由がこのコロナ渦で夫婦二人しかいない空間の中では見当たらないことに気づいてしまったのである。
この事により特に夕食後は二人してよりまったりと穏やかな時間を過ごせるようになった。
何故そんなことにこれまで気づかずにいたのだと自分を罵倒したくなるくらい画期的なこのシステムが導入されたことで入浴は食前の方が食後のリラックスタイムを経ての眠気にスムーズに対応出来ることが判明。入浴は食前となった。
また居間と寝室を当然のように分けていたのだが、冬場、寝る前に布団を温める時間と眠気が発動してから布団まで行く距離の事を考えると居間に布団を敷いてしまった方がスムーズかつエコではないかということで期間限定でそうすることにした。
そのことによりソファーでの寝落ちから布団への移動時間は大幅に短縮され
そのタイミングでの消灯、消暖房も以前に比べ容易になった。
唯一、風呂を食前にしたことで歯磨きのタイミングだけが定まっておらず、流れに身を委ねると夜は磨かずの朝一磨きとなるのだが、
寝る前に磨いて欲しいと歯茎が訴えているのはまったり時間中もびんびんに感じていているもので、面倒だと思いながらも暫定的に眠気が来る前に磨くことを良しとするが、磨けなくても後悔はしないシステムを採用している。
そんな一見堕落への道みたいな生活をしているが、以外に部屋は荒廃していかないもので決め事ではなく、片付けないと次の食事にありつけなくなったら自ずとどちらかが片付けるし、汚れが気になったら掃除するし
洗濯物が溜まったら(トキロックが) 洗濯するし、ゴミが溜まったら捨てるし、二人して居心地の良さの一定の基準はちゃんとあってそれを下回りそうになると気持ちが自ずとそっちに向かうということが今回の研究結果でわかった。
また二人して他者が介入する際は割と張り切るというデータもあり、気軽に来客を楽しめる世情になった際は定期的に友達等をお招き出来れば、より自分たちの居心地基準を保ちやすくなるのでは推測している。
何にせよかつての教えや染みついてしまった観念を見直し、
体の声に耳を傾け、出来る限り精神に負荷をかけない生活をし続けると
どうなっていくか?
また、何もしてない時間の肯定を何かすべきことに囲まれた場合どう完成させていくか?
最近はこのようなことばかり考えている。
gigadylan