3Dペンで作った実物大の車のレプリカ
2016.10.30 23:30
Nissanの「Qashqai Black Edition」が、アーティストとコラボした興味深い広告キャンペーンを展開した。
そのなかのひとつとして、空中に絵が描ける3Dペン「3Doodler」を利用して実物大の車を描くというプロジェクトが発足。すなわち、3Dペンで車のレプリカを作るというわけだ。
3Dペンは急速に固まるプラスチック樹脂をインクに利用しているが、長辺が4m、高さが1.5mにもおよぶ実物大の車を忠実に描くのに、およそ14kmの樹脂インクを利用したとのこと。完成までにかかった時間は、実に800時間! およそ3ヶ月間ということだ。
このプロジェクトを手がけたのは、ロンドンを拠点に活動しているアーティストのグレース・デュ・プレだ。3年以上前から、3Dペンを用いて作品を作るミクストメディアアーティストとして知られている。これまでに、アクセサリーやランプシェードなどを手がけているが、カラフルで繊細なデザインが魅力的だ。
3Dペンという新しい手法を使ったアートが、いつの間にかここまで進化していたなんて驚きだ。グレースはワークショップを通してこの技術を広げているのだが、ぜひ機会があれば受けてみたいものだ。3Dペンを自在に使えこなせるようになれば、自分が思い描いていた形のモノが手に入るのだから。ただし、モノによっては膨大な時間が必要になるけどね。
source:Grace Du Prez