学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書) pdfダウンロード
学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書)
学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書) は 左巻 健男 によって作成されました 各コピー0で販売されました. Le livre publié par 平凡社 (2019/11/18). Il contient 160 pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 3.5 des lecteurs 15. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.
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学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書) pdfダウンロード - 内容紹介 『水からの伝言』、EM菌、ゲーム脳、親学、右脳型と左脳型、白砂糖有害論……。一見科学的な装いをしながら、実際には科学的な根拠はなく、教員や生徒の「善意」を利用して勢力拡大を目論むニセ科学。そのオカルトまがいの言説はいま、学校教育の土台を揺るがすところまで来ている──。ニセ科学の危険性に警鐘を鳴らし続けてきた第一人者が、学校に侵入する怪しげなニセ科学を一刀両断。 内容(「BOOK」データベースより) 『水からの伝言』、EM菌、ゲーム脳、白砂糖有害論…。一見科学的な装いをしながら、実際には科学的な根拠はなく教員や生徒の「善意」を利用して勢力を広げるニセ科学。そのオカルトまがいの言説はいま、学校教育の土台を揺るがすところまで来ている―。その危険性に警鐘を鳴らしてきた第一人者が学校に侵入する怪しげなニセ科学を一刀両断。 著者について 1949年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育。東京大学教育学部附属中学校・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授などを歴任。「RikaTan(理科の探検)」編集長。著書に『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー携書)、『病気になるサプリ』(幻冬舎新書)、『面白くて眠れなくなる理科』『面白くて眠れなくなる化学』(以上、PHP文庫)、『水の常識ウソホント77』『暮らしのなかのニセ科学』(平凡社新書)など多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 左巻/健男 1949年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育。東京大学教育学部附属中学校・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授などを歴任。「RikaTan(理科の探検)」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)以下は、学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書の著者は理科学(これまでは主として化学系)の研究者であるが、本書はその「商品の説明」にある通り、「 『水からの伝言』、EM菌、ゲーム脳、親学、右脳型と左脳型、白砂糖有害論…一見科学的な装いをしながら、実際には科学的な根拠はなく…勢力拡大を目論むニセ科学。そのオカルトまがいの言説…の危険性に警鐘を鳴らし続けてきた第一人者が…一刀両断」とあるように些か挑発的・刺激的であり、私が読んできたこれまでの著書とは明らかに趣旨が異なるものである。内容・構成は①「ニセ科学はなぜ危険か」、②「ニセ科学に危機感を持った『水からの伝言』」、③「学校や環境活動に忍び込むEM」、④「学校にニセ科学を持ち込んだ右翼教育団体」、⑤「脳をめぐるニセ科学」、⑥「食育をめぐるニセ科学」、⑦「子どもたちを原発の旗振り役に-エネルギー・環境教育」、⑧「他にもいろいろニセ科学」、⑨「ニセ科学にだまされないようにするために」、以上9章のトピック(目次等)からなり各々に詳細な検証を展開している。批判的・否定的な論旨が大部を占めるのは本書の趣旨から観て当然だが、抑制された科学者らしい筆致ではある。以下、個人的に興味を惹いたトピックを取り上げるが、著者反論の詳細については本書を読んで判断して頂きたい。本書における著者の「ニセ科学」たる“論敵・論考”は、大きく観ると教育技術について活動する某団体(以下本稿では「T団体」とする)を中心に展開された〔A〕「水伝」、右T団体(理論的支柱としてH氏:開発当時国立大学教授)に依る〔B〕EM(Effective Microorganization)、〔C〕脳を巡る「神経神話」・「ゲーム脳」ほか、〔D〕食育ほか、と言って良いだろう。これらのうち、Bの「EM」については多くを割いており、学術的反論も多岐に渡っている。そもそもの(開発の)発端が大学教授であったこととT団体他に依る教育現場への取り込みもあったとされる事実関係から(H氏:68頁)、反論も詳細かつ手厳しい。端的に言えば「EM」とは「有用微生物群」とされるところ、「組成もはっきりしていない」(68頁)、「1200度に加熱しても死なない」(70頁)、「常識的な概念では説明が困難であり…エントロピーの法則に従わない波動の原理」、「EM製品を身に着けていたので交通事故に遭っても大事に至らなかった」、「EM栽培に徹していると自然災害が極端に少なくなった」(以上70~2頁・H氏談のものとある)など言わずもがなの論理だが、「EMは神様」(72頁)となると著者の危機感も理解できようか(49・84~7・94~5頁ほか参照)。Aの「水伝」は端的に言えば“水に心理があり(“言葉の波動”と換言される)、善悪・喜怒哀楽の表情を結晶として形成すると説く論理”と言えるだろう(31~56頁ほか)。係る妙論?が教育現場で(科学的現象論として)利用されていた?(50~4頁)とすれば甚だ由々しき問題である。著者はこの「水伝」論を実在政党の現職国会議員も紹介していたとするから(32頁)、話は穏やかではない。私見としては、係る「水伝」論が仮想論を越えて、科学的実証であるかのごとき実験例示に至り(又は被験者を誘導する等して)、教育現場に持ち込むとすれば到底許容できない。Bの「EM」の発端となった開発者H氏の理論的支柱となった学者S氏論及びH氏論の系譜を汲むM氏論の検証(S氏→H氏→M氏)も展開されているが(96~109頁)、「宇宙はパラダイスとも言われる宇宙創造の神様がいる中央宇宙とそのまわりの7つの超宇宙からできています」(101頁)、「太陽の表面は26℃」(102頁)、その他諸々あるようだがこれでは科学の域を“超越”していると言うほかない。Cの脳科学関連では、既に否定されて著名な「ゲーム脳」(137~146頁)、これなどは本来は道徳的教育論において、則ち“躾”として戒めるべき事情であり、下手に科学で糊塗する好例ではなかろうか。また前記M氏を含めて、脳機能の3分割性(「神経神話」・「脳内革命」論ほか:129~156頁)、つまり「ヘビの脳」、「ネコの脳」、「ヒトの脳」を基本的構造とする善悪行動の教育が取り上げられている。脳機能の分割構造は措くとしても、脳の活動と善悪(行動)との関係性は2元的に収斂できるほど単純ではないことは、著者が引用している論説(153頁)の通りだろう。因みに「脳トレ」の機能向上性は「ネイチャー」誌で「期待できない」と臨床実験結果が発表されている(156頁)。このほかDの「食育」論も肉類、糖類、無農薬の逆説、江戸しぐさ、原子力発電等多岐にわたるが、特に(放射線関連の国家資格を持つ身としても)「放射線ホルミシス」については著者の適示の通りだろう(201~8頁・※注)。叙上のように、著者なりの科学的視点に沿って、第3者の論説等を効果的に引用しつつ、的確な反証・反論を詳細に加えており読み応えがある。【※注】なお、本書203頁にT団体の「放射線ホルミシス」に関する「授業」報告?に「(放射線)を測ってみました。0.16ミリシーベルトありました」とある。まず「シーベルト」は(放射)線量、端的には積算の実効線量であって強度ではないから、“(μ・m)Sv/時間(期間)”で表示するのが通常である。法令上では、実効線量が“1.3mSv/3ヶ月”を越える(おそれがある)と「放射線管理区域」として資格管理者指定及び施設等の管理報告・届出等の法令上の種々の措置義務・制限等が課される。従って “1.3mSv/3ヶ月”を時間に平均すると…(1.3/90日)/24h≒0.00060185≒0.0006(mSv/h)=0.6×10^-3=0.6(μSv/h)①0.16m/0.6μ=160μ/0.6μ≒266.7(倍)②0.16×24h×365日=1401.6(mSv/年)③∴①により0.6μSv/hとなるが、この数値は放射線管理区域となるレベルを1時間に平均化したものであり、法令上はあくまで“3ヶ月”の積算量である(放射線照射機器等の稼働時間は一定しない)。そこで前記の引用を観ると「0.16ミリシーベルト」とあるが、時間単位がないのが気になる。「測ってみました」とあるから、通常のGM(計数)線量計等に依る1時間単位積算線量と仮定すると、この値は異常に高く放射線管理区域下限の266倍を越える(②式から)。簡略に言えば職業被曝でも実効線量は50mSv/年が基準、皮膚に限定した等価線量でさえ500mSv/年であるから、前記引用文にある“測定値”の(異常な?)高さが判るだろう(③式注目:但し単純化のため年間追加被曝線量換算で採られる屋内遮蔽効果・自然放射線等は考慮していない)。放射線測定については『SOEKS 01-M PRIME ガイガーカウンター』の拙稿を、放射線管理については環境省公式サイト等を参照されたい。